冷機時、走行レンジにシフトするとエンストするという平成19年式ハイゼット(S320V、EF-VE)。
同業者からの依頼。
冷機時にエンストするということだが、暖機後でもちょっと失火気味。
パワーバランステストを行うと、2番と3番が失火気味だった。
プラグとIGコイルを入れ替えても変化なし。
ついでに圧縮を測定すると1番が14kg/cm2、2番と3番は11kg/cm2だった。
それぞれの数値は基準より低くはないが、通常、気筒間の差は1kg/cm2以下である。
これだけ差があるのはおかしい。
バルブクリアランスを測定すると、2番のEX側は0.05mm以下と0.17mm(基準は0.2~0.3mm)。
3番のEX側は0mm(逆に突っ張っておりマイナスを思われる)と0.09mm。
調整できるシムがあるかは、今使われているシムの厚さを測定しないとわからないが、調整は依頼者の工場で行うことにした。
依頼者の工場では何を点検したのだろうか。。。