発進時及び加速時に、吹き上がりが悪いという平成17年式ノート(E11、HR15)
特に冷機時がひどいようである。
試乗してみると、完全に失火しているわけではないが、なんとなく吹き上がりが悪い。
踏み込んだ瞬間、一瞬だけ間をおいてゆっくり吹き上がるという感じである。
この間がなければ、実力とも言ってもおかしくないくらいである。
怪しいのは燃料不足なので診断機で調べると、A/Fフィードバックは正常に行っており、補正値も一桁で問題ない。
ただし、踏み込んだ瞬間だけ、O2センサーは0Vのリーン状態が1秒ほど続く。
通常でも瞬間はリーンの場合もあるかもしれないが、リーン状態が明らかに長すぎる。
やはり燃料不足ではないかと思われたので燃料系を点検。
燃圧はOK。
水温センサーもOK。
エア吸いも無し。
インジェクタの清掃を行ったが同じ。
エアフロメータは清掃したが変化なかったので、正常な車の物と交換してみたが同じ。
念のためにと、スロットルボデーの清掃&TAS学習を実施すると、若干アイドル回転が上がったせいか、入庫時ほど気にはならなくなった。
これが実力かもしれないということでお客さんに乗ってもらったところ、「この程度ならいい」ということで納車となった。
それから、半年後、この車のことはすっかり忘れていたのだが、前よりひどくなったので点検してほしいと再入庫。
なんか嫌な予感が・・・・・
つづく