3速に入らないという平成10年式アルト(HA11S、F6A、3速A/T)
電子制御式A/Tの基本的なトラブルシュートは、まずは原因が制御系にあるのかA/T本体にあるのかを切り分ける必要がある。
点検方法は簡単で、変速用ソレノイドの通電状態を調べればよい。
そのためには2つのサーキットテスタを使うか、「テスタ」書庫で紹介した「変速ソレノイド用テストランプ」(http://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/63013974.html)を使う。
さっそく変速ソレノイド用テストランプを使い、通電状態を点検することにした。
ちなみに正常時の通電状態は次の通り。
1速はソレノイドAがON、BもON。
2速ではソレノイドAがOFF、BはON。
3速ではソレノイドAがOFF、BもOFF。
DレンジにするとテストランプはAもBもON。
走行するとAのランプが消灯し2速になったショックがあった。
さらに速度が上がるとAに続いてBも消灯したが変速ショックはなかった。
制御は正しく行われているのに3速にならないということはA/T本体の不良である。
年式も年式なので修理をするかはわからないとのこと。
同類の記事を何度もアップしていますので、特段、珍しいトラブルでもありませんが、年末の挨拶を兼ての記事です。
たぶん、これで今年の記事は終わりとなります。
最近は、年齢が上がると共に忙しくなり、また、トラブルシュートの機会も減り、中々面白い記事のアップができなくなっています。
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また、多くの方からコメントを頂きましてありがとうございました。
そういったことを励みに来年も頑張っていきたいと思います。
では、よいお年を。
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