時々、パワーステアリングが重たくなるという平成3年式フェアレディZ(E-GC32)
エンジン始動直後は問題ないが、10秒ほどすると重たくなっていた。
何度試してもほぼ同じように10秒後に重たくなることより、なんらかのフェイルセーフに入ってるものと推定。
ただ、調べるとダイグノーシスなんてものがないので、とりあえず全部の端子を測定。
全部といっても、車速、ストップランプ、ニュートラル信号、クラッチ信号くらいしかない。
調べるとニュートラルスイッチが常にOFFしていた。
他は正常であった。
本来、停車状態は、ニュートラルスイッチがON(ニュートラル状態)であれば、クラッチのON・OFFに関わらず車速信号は0km/hで問題ない。
しかし、ニュートラルスイッチが常にOFF(走行レンジにシフト)で、かつ、クラッチを踏んでいない状態で車速信号が入力なしなんて考えられない。
必ず動いているはずである。
それが停車状態であれば、当然、車速は0km/hである。
よって、10秒後にフェイルに入るのではないかと思われる。
ニュートラルスイッチの単体点検をするとスイッチの不良だった。
試しにニュートラルスイッチを直結してONさせると、パワステは正常に作動した。
ニュートラルスイッチの交換で完了。