以前、紹介したポップアップエンジンフードシステム。
某整備事例を読んでいたら、これに関連することが書かれていたので紹介します。
日産の車なのですがフロントを事故し、バンパーとグリルを交換したそうです。
部品交換だけなので、すぐに修理が終わり納車したのですが、しばらくしてユーザーさんから「走行中にボンネットが勝手に浮き上がった。」という連絡があったそうです。
調べるとポップアップエンジンフードシステムが誤作動したようです。
デーラーに確認すると、フロント周りの事故をして、バンパー等をぶつけて交換するときは、歩行者検知センサー(3個有り)やECUも交換が必要です。」と言われたそうです。
トヨタ車の場合、純正のバンパーを注文すると、「センサーも交換が必要」との指示があるそうです。
以前、調べた時にもトヨタの修理書には、「センサーやECUに影響が与えるような事故の場合は交換が必要」との記載があったと思います。
とはいうものの、どれだけの衝撃があったら交換が必要というのはわからないと思います。
では、どんなささいな事故でも交換するとなるとユーザーさんの負担は増えます。
う~ん、難しいところですね。
どうするかの判断はお任せしますが、交換が必要だという事は知っておいて欲しいと思います。
また、交換しないにしてもこういったことが起こるというリスクの説明は必須ですね。