走行レンジに入れるとミスが発生し、とても走れないという平成15年式ミニキャブ(LE-U62T、3G83)
N・Pでも若干ミスしているが、Dレンジにするとかなりミスが激しくなる。
アクセルペダルを踏んで走行しようと思っても、まともには走れない。
ちょっと試乗するとあきらかに点火系のトラブルと思われた。
プラグかコイルの不良だろうと思いプラグを外すと、プラグに怪しいスジがあった。
もう1本はクラックらしきものもあった。
プラグテスタで火花テストすると、2~3kg/cm2の圧力しかかけていないのに火花が飛ばない。(通常、このテスターでは5kg/cm2くらいまでは飛ばないといけない。
おまけに碍子部でパチパチとリーク音。
これじゃ火花が飛ばないはずである。
3本中1本はかなりひどい。もう1本も駄目。残る1本はまあまあ。
プラグの電極はそんなに減っていないのにプラグの不良であった。
もちろん全数交換。
プラグコードも調べるとリークしている思われるプラグ用はやはりリーク痕があった。
実はこの車、平成15年式なのに約8700kmしか走っていない。
これまで一度もプラグの交換がされていないのではないかと思われるが、確かに走行キロは少ないが年数が経てば劣化するのは当たり前なので、本来、これまでに交換していなければいけないはず。
これまでの整備工場では、走行キロ数が少なかったので交換してなかったのではないかと思う。
いくら新品でも、10年もたったプラグは使わないほうがいいに決まっている。
これがタイヤだと、新品でも10年も経ったタイヤに乗ろうとは思わないだろう。(バーストする可能性大)
ましてや実際に10年も使ったプラグが悪くなっても不思議ではない。
走行キロと年数によってメンテナンスも必要ではないだろうか。