チェックランプが点灯したという平成16年式スカイライン(V35、VQ25)
ダイアグを調べると、コードP0172(リッチ異常 バンク1)とP0175(リッチ異常 バンク2)を表示。
OセンサーとA/F補正値をスキャンツールで調べると、2つのO2センサーは共に0.9Vくらいから変化なし。
補正値は65%とほぼMAX減量状態。
排気ガスを測定するとCOが見る間に上がっていく。
本当にリッチのようである。
最も怪しいのはエアフロメータ。
日産のエアフロメータはリッチ側にもリーン側にも特性ズレを起こすことが多いので、当社では新品をストックしてある。
エアフロの特性ズレは交換してみないとわからない。
しかし、その良品のエアフロメータと交換したが予想に反して変化はなくリッチ状態。
他にここまでリッチになるのは水温センサーによる水温増量くらいだが、その場合は補正も行わないしリッチ異常の検出は行わないはず。
となると燃圧の測定が必要だが、この車は筒内噴射なので実測は無理である。
スキャンツールで燃圧の値を表示するが、実際の燃圧とは限らない。(燃圧センサーの特性ズレにより間違った燃圧を表示する可能性がある。
しかし、他に調べる手立てもないので調べたが、データー上では問題なかった。
さぁ、どうしたものか。。。
つづく