以前紹介したソリオ。
これと同じようなトラブル車が入庫。
低水温表示灯(青)、高水温警告灯(赤)、O/D OFFランプが点滅しシフトインジケータランプが不灯になるという平成16年式ソリオ(MA34S)。
エブリの場合はエンジン始動不能だったが、ソリオの場合はATの変速がおかしくなるという。
前回の事例があったので、ファイネスで資料を調べると、エブリと同じようなウォーニング機能があった。
エブリと違うのは、原因がエンジンのECM絡みではなく、ATのコントローラに関するトラブル時だということである。
ATコントローラの電源とアースを調べると、+B電源が0V。
電源供給のATリレーを点検しようとすると「カチッ」と音がして正常になった。
リレーを外すと簡単に取れた。(^_^;)
どうもきっちり入ってなかったようである。
その後、不具合は発生しなくなった。
エブリ同様、ATコントローラの電源が供給されず、メーターとの通信不能でウォーニング機能が働いていたようである。
このウォーニング機能を見ていて思い出したことがある。
以前、燃料計が動かないというワゴンRの事例で、センサーの信号線をアースしても動かないとことがあった。
修理後の検証で、信号線をアースさせてもフェイル状態になることは分かったのだが、上の写真の中の表に、「フューエルレベルゲージの不具合及び配線断線・短絡」時は、「メーター指示最下部を示す」と、そのことが書かれている。
やはり解説書はしっかりと読むべきですね。(^_^;)