ネットで「ストレッチベルト」と検索してもあまり詳しくかかれていませんね。
私も詳しくは知らないのですが、少し調べてみました。
ストレッチとはそもそもストレッチ運動というふうに、伸ばすとか伸びるという意味があると思います。
通常、車に使われているVリブドベルトは基本的には伸びません。
しかし、このストレッチベルトは通常のベルと違い伸びます。
通常のVリブドベルトはテンショナーなどによりベルトの張りを調整する必要がありますが、ストレッチベルトはその調整が全く必要ないベルト(張力自律調整型ベルト)なのです。
ベルトの弾性によってアイドラーは不要となりコストや重量を低減し、騒音レベルを下げることにもなります。
また、手間のかかる張り調整無しで、狙いの張力が設定できたり、ベルトが摩耗しても必要な張力を維持できるなどのメリットがあります。
さらに振動の吸収や安定的な張力が与えられ、伝動装置やベルトの寿命が改善されるなど、さまざまな利点がもたらされます。
ただし、ベルト自体の価格は少し高いようです。
国産では平成17年のプレマシーが始めて採用されたのかもしれません。(定かではありません)
その後、ビアンテや他の車種にも採用され、スバルでは平成19年のインプレッサーで使われており、フォレスタ、レガシーと順次採用されています。
それが最近ではダイハツでも採用されているようです。
(どういうわけかコンプレッサーが多い)
そのストレッチベルト。メーカーによって違いますが、ダイハツやマツダは外すSSTがありますが、スバルは切って外すように修理書には書いています。
ベルトの再使用が禁止かどうかは不明です。
ダイハツの修理書では、「他の車両で使用したベルトは再使用しない」とはなっていました。
組み付けるときもSSTが必要で、SSTを使えば簡単に組みつけられるようです。
ストレッチベルトが出始めた頃は、純正のベルトにSSTが付いてきましたが、現在は付属していないと書いている人がいました。
交換要領をアップしたブログがありましたので、興味のある方はご覧ください。
これからこのタイプのベルトが増える可能性がありますね。
そのうち、SSTが必要になってくるかもしれません。
SSTは「ストレッチベルトリムーバー」で検索すればヒットすると思います。