発進時や加速時に息つきを起こすという平成12年式ファンカーゴ(NCP20、2NZ)
過去の事例から怪しいと疑われる吸入空気量を調べると、3000回転で5.51g/sしかなく、A/F補正値は+20%とMAX状態だった。
(正常なものは6.2g/s以上はある。)
ストールテスト状態(アクセル開度78%=全開)で吸入空気量とO2センサーの信号を調べると、吸入空気量は12.78g/sでO2センサーはずっとリーンのままだった。
どう見ても薄い。
エアフロメータ―を交換すると、3000回転で6.29g/sになり、ストール状態ではずっとリッチ状態になった。
(ストールテスト状態の吸入空気量も12.78から22.96g/sになった。)
もちろん症状もなくなり正常となった。
以前、多発トラブルベスト10といういうシリーズで記事を書いたが、このトヨタのエアフロは2位だった。
あれから10年たったが、いまだにこのトラブルが起こることに驚く。