エンジン始動不能の平成21年式ミニキャブ(U62V、3G83)
同業者からの依頼。
ここまでの経緯を聞くと、もともとはエンジン不調で入庫。
火花は飛んでおりインジェクタも作動している。
パーツクリーナーを吸わせても爆発の気配がないという。
何度も確認済みというが、マークは合っていても、そのマークが本当にトップ位置とは限らない。
カムシャフトやクランクシャフトのキーの摩耗などでずれていたことを何度も経験しているが、多くの工場では見つけることができない。
もう一つ怪しいのは、交換したシリンダヘッドである。
ただ、交換した部品は純正のシリンダヘッドASSYで新品という。
新品でシリンダヘッドのASSYというのは、あまり聞いたことがないので、何度も聞き直したが、純正品でアッセンブリ(バルブ、カムシャフト、ロッカーアーム付き)で間違いないという。
もしそうであれば問題ないだろうと思った。
電話でいろいろとアドバイスしたがどうにもならないということで持ってきてもらった。
つづく