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Channel: 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!
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コードP2100/キャラバン②

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不具合発生時、キーON時のイニシャルチェック用の電圧が、ECUからスロットルモーターへ出力されていなかった。
 
ECU不良なのか?
 
しかし、実は当社に依頼する前に、今回もECUかもしれないということで中古のECUだが交換しているのである。
 
交換したECUがたまたま悪いとは思えない。
 
そのECUが助手席に乗せてあったので試しに交換してみた。
しかし、全く同じ状態である。
 
となると、はやり配線に問題があるとしか思えない。
 
再度、回路の断線を調べたが問題なかった。
 
診断機に検出条件があったので見てみると・・・・・・・。
 
イメージ 1
 
断線ばかり点検していたが、もしかしてショート?
 
ECUのコネクタを抜いてモーターの端子とボデー間の抵抗を測定すると2Ω。
 
スロットルアクチュータ側のコネクタを抜いても2Ω。
 
ECUとスロットルアクチュエータのコネクタを抜いているので、この配線はどこにも接続していないはず。
 
間違いなくショートである。
 
抵抗を測定しながらハーネスをゆすっていくと、運転席下のパネルからエンジンルーム内に入っていく付近で抵抗値が大きく変化することがわかった。
 
イメージ 2
 
ハーネスを点検するためにカバーのボルトを緩めると、テスタの指針は∞Ωになった。
間違いなくこの箇所でショートしている。
 
イメージ 3
 
ハーネスを持ち上げると、すぐにショート箇所が判明。
 
イメージ 4
 
拡大
 
イメージ 5
 
ちょっと見づらいので清掃して拡大。
 
イメージ 6
 
ショートしていた思われるボデー側がスパークのせいか荒れていた。
 
イメージ 7
 
それにしても肝心なところを保護していない。
これじゃショートするのも当たり前である。
 
イメージ 8
 
同車種の他の車も同じような構造、取り回しであれば、ショートする可能性は十分ある。その場合、ショートする配線により様々なトラブルが発生する可能性がある。
 
特にヒューズ切れる場合は、真っ先に点検する必要があるのではないだろうか。

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