とても忙しい時期を過ごしていまして、長い間、放置してしまいました。m(__)m
なんとか目途が立ちましたので、ボチボチ再開です。
リハビリがてらに簡単な事例を紹介。
エンジンがかからない平成8年式ヴィヴィオ(KK3、EN07)が同業者から持ち込まれた。
基本点検を行うと火花が飛んでおらず、インジェクタの作動音もない。
おまけに、キースイッチONでチェックエンジンランプも点灯していない。
典型的なECU系不良である。
ECUのコネクタ部で電源とアースを調べると、アースが取れていないことが判明。
偽装図でアースポイントを調べるとエンジン後部になっていた。
ワイヤーハーネスをたどると、ブロックの後部にアースを思われるボルトがあった。
見るだけでも見難いし、工具を入れるのがとても難しい位置にあった。
数十分かけてやっと工具がかかった。
予想通り、緩んでいた。
エンジンを見ると、あちこち修理した形跡がある。
依頼者に確認すると、2か月程前にエンジンを降ろす修理をしたとのこと。
典型的なヒューマンエラー。
ECUのアースはどういう訳か、インマニ、ヘッド等の見え難いところに取っている。
このアースボルトは締め忘れが多いので、特に注意が必要である。