チェックエンジンランプ点灯、パワー不足、アイドル不調、4000回転くらいから吹き上がらないという平成11年式ジムニー(JB23、K6A)
DTCコードはP0120(スロットルセンサー電圧低い)を表示。消去後も同じ。
スロットルセンサーの出力電圧(VTA)は、0.2V位しかなく、センサーの位置を調整しても0.4Vまでしか上がらなかった。(基準値は0.8V)
電源電圧が低いせいかもしれないと思い電源(Vc)端子を点検すると4.6Vしかない。
通常、センサーの5V電源は、5V±0.5Vとはなってはいるが、実際には5V±0.1Vくらいであり、電源が4.6Vというのは初めてである。
このせいで出力端子(VTA)も低いのかもしれない。
スロットルセンサーの取り付けボルトを外し、調整範囲以上に回せる状態にした。
そして、VTA端子電圧が基準値の0.8Vになるようにすると、チェックエンジンランプは点灯しなくアイドル不調も大きく改善された。
スロットルセンサーの単体点検を行うと、ほぼ基準値通りであった。
単体は問題ないのに、VTA端子電圧は低い。
おまけに電源電圧が低い。
となると、ECU不良と思われるので交換することにした。
ただし、4000回転くらいから吹き上がらないという現象は起るので、これとは別になんらかの原因があると思われる。
もしかしたら、ECU交換で全ての不具合がよくなる可能性もあるので、ECUを交換することにした。
数日後、部品が届いたのでECUを交換したが、チェックエンジンランプは点灯したままである。
スロットルセンサーの電源端子は4.6Vのままだった。
ECUが原因ではなかったのである。
久々にやってしまった。
もう一度、点検のやり直しである。
つづく