時々、チェックエンジンランプが点灯するという平成14年式エスティマ(ACR30、2AZ)
ダイアグノーシスを点検すると、コードP0171(O2センサーリーン異常)とP1349(VVT異常)を表示。
どちらが原因でランプが点灯したのかはわからないが、症状がすぐには出なかったので、両方ともに点検を開始。
コードP0171はトヨタ定番のトラブルであり、補正値もかなりプラス側になっていた。
また、エアフロメータのホットワイヤー部分の汚れがひどかったの清掃。
ただし、チェックランプが点灯するほどの補正値ではなかったので、主原因はこちらではないと思われた。
もう1つのコードP1349もかなり多発のトラブルで、多くの場合、OCV内のプランジャーの動き不良である。
さっそくOCVを外して点検したが、プランジャーの動きは問題なかった。
これでVVTの異常を検出するとなると、VVT本体の不良、または油路の詰りである。
トヨタの場合、OCVの通路にフィルタがあるので点検することにした。
サービスプラグを外してフィルタを外した。
すると、かなり大量のスラッジとともにフィルタが外れた。
当然、フィルタ部はかなり汚れていた。
これではVVTの作動遅れがでても不思議ではない。
一応、清掃して組み付けたが、エンジンの載せ替えを行った方がよさそうである。