高圧ポンプからの漏れと判断したスカイライン。
エンジンオイル内にもガソリン成分が混入していると思われるので高圧ポンプと同時にエンジンオイルも交換した。
交換後、しばらく走行し入庫時と同じようにオイルフィラーキャップを外して排気ガステスタでブローバイガスを測定すると、交換前は30000ppmを超えていたHCが、交換後は1500ppmまで下がっていた。(まだ少し高いような気がする。残っているエンジンオイル内にガソリン成分が若干残っている?)
O2センサーはフィードバックするようになり、補正値も100%前後になった。
高圧ポンプから漏れたガソリンがエンジンオイルに混じり、それがブローバイガスと一緒に吸入されていたようである。
交換した高圧ポンプ
原因が分かるかもしれないと思い分解してみた。
意外とシンプルな斜板式。斜板(右)と3つのピストン(実際は90度右を向いている。よって、頭の部分が斜板により押される)
上の3つのピストンの反対側とハウジング
中央部分から燃料を吸い込み、3つのピストンで圧縮され、黄色の丸で囲ったチェックバルブから吐出される。
2つあるOリングのうち、外側のOリングから外に燃料が漏れるとエンジンオイルと燃料が混じるのだが、あまり悪いとは思えなかった。
漏れとは関係ないかもしれないが3つのピストンのうち1個が固着していた。
どこから漏れていたのだろうと考えていたら、重大なことに気が付いた。
気が付いたといより思い出した。
ポンプを分解するのに、まず3つのボルトを取るのだが、見た感じ硬そうなボルトだったので「パキッ」という感じで緩むのかと思ったがそうでもなかった。
2本目も同じようか感じだったのだが、3本目は全く力をいれずに緩んだのである。
そのときは「あれっ?緩めたボルトだったかな。」と思った程度で何も思わなかったが、今考えると本当に緩んでいたのではないかと思う。
それがガソリンが漏れた原因だったのではないだろうか。
今となってはわからないが、もし同じようなトラブルがあったら、まず増し締めすることをお勧めする。
年末年始は田舎に帰ります。
コメントに関して返事が出来ないかもしれません。
そしてこれで年内の記事は最後になります。
今年も多くの方の訪問していただき有り難うございました。
新年の記事は6日以降になると思います。
それではみなさんよいお年をお迎えください。