エンジン始動不能の平成20年式ワゴンR(MH22S、K6A)
また、キーON状態でチャージランプが点滅するとのこと。
同業者からの依頼で、既にクランク角センサ、カム角センサ、エンジンECU、燃料ポンプは交換済み。
チャージランプが点滅なんて聞いたことがない。
本当に点滅しているのかを確認すると、本当に規則正しく2回ずつ点滅していた。
(動画は違う車の分です)
他のランプを見ると、エンジン警告灯が点灯していない。
正常時のランプの点灯状態
(これも違う車の物の分です)
基本、キーONでエンジン警告灯が点灯しない場合は、エンジンECUが作動していないか、警告灯の球切れや警告灯回路の配線の不良である。
ただし、警告灯の球切れや回路の断線であれば警告灯が点灯しないだけであってエンジンはかかる。
よって、警告灯が不灯でエンジンのかからない時は、ECU系を点検しなければならない。
実はこの車、前回の記事の車(メーンリレー不良で始動不能のアリオン)を引き取りに来ている時に入庫した車であり、そのアリオンが出ていくのを見ながら点検していた。
そしてこの不具合現象である。
「まさかこの車もメーンリレーじゃないよな・・・」
なんて思いながらECUの電源を測定すると、+B端子は5Vしかなかった。(^_^;)
当然、+B端子はバッテリ電圧じゃないといけない。
メーンリレー部で調べると、接点の上流は12Vだったが下流(ECU側)は5Vだった。
これまたメーンリレーの接点不良であった。
整備士であれば誰でも経験する、同じようなトラブルが続くという「整備士あるある」であった。
という単純なトラブルだが、なぜチャージランプが点滅するのであろうか?
実は、これはワゴンRに限ったことではなくアルトでも経験がある。
それもアルトはチャージランプだけではなく、O/D OFFも点滅する。
なぜ、こんなことになるのか。。
調べてみたがわからなかった。
ご存知の方がいれば教えてください。