減速時にエンジン回転が下がりすぎることがあるという平成18年式レクサスLS460(DBA-USF40、1UR)
本当はこの車は整備してはいけない車である。(^^)
試乗して回ると、確かにエンジン回転が低すぎると思うことがあった。
データーモニタで各部の信号を調べていると、あることに気が付いた。
それは、アイドリング状態にしておくと、アイドル回転が500~700回転の間で周期的に変化していることである。
それもほぼ一定周期で変化している。
この周期と減速のタイミングが重なると、かなり回転が下がるのではないかと思えた。
周期的な変化なので、この周期と同期するような信号がないかと調べると、電気負荷信号がほぼ同期していることがわかった。
電気負荷信号は、エンジン回転が下がる前にOFFになり、回転が上がる前にONになっていた。
この電気負荷信号とは何だろうと思い使っている電気負荷を調べると、シートヒーターがONになっていることに気が付いた。
シートヒーターのスイッチをOFFにすると、電気負荷信号はOFFとなりアイドル回転は500回転で安定した。
試乗すると、減速時でも回転が下がりすぎることはなくなった。
シートヒ-ターをONにするとこういった制御が働くのが正常かどうかはわからなかったが、レクサスともあろう車がこれが正常とは思えない。
デーラーの知り合いに相談すると、シートヒーターシステムに不具合がある可能性があるが、デーラーじゃなければ判断ができないとのこと。
結局、レクサス店に持ってもらうことにした。
後日、確認するとやはりシステムの不具合で部品交換をしたようだが、詳しいことは分からないままだった。