アイドル回転が高かったり、アイドル不調やエンストが発生するという平成10年式アルテッツァ(GXE10、IG-FE)
ダイアグは正常。アイドル不調時、パワーバランステストを行ったが、特定のシリンダのミスではなかった。
不具合現象とエンジン型式からVVTのOCVが疑われた。
アイドル不調時、エンジンを止めてOCVを外すと、中のプランジャーが少し進角側に出たままになっていた。
(写真の綺麗な部分が最遅角状態よりも出ている部分=進角)
プランジャーを押すと、2mmほど移動した。
以前、「アイドル時エンスト/クラウン」という記事で紹介したのとほぼ同じである。
クラウンの記事の写真は、わざと不良状態を作ったものなので、今回はリアルに不良状態の写真である。
写真でもわかるように、かなりオイルメンテが悪い。
OCVを外したときに、あまりオイルが出なかったのでストレーナも外してみたが、かなり詰まり気味になっていた。
ストレーナとOCVを清掃したが、不具合は発生したのでOCVを新品に交換すると完治した。