始動不能/レクサスLS460③
1秒ほどクランキングを行うが、いきなり「ガツン」という感じでクランキングが停止し、その後は全くクランキングがしなくなるレクサスLS460。 調べるとVc端子が0Vであり、ハーネス側に問題がありそうだった。 通常、Vc端子は5Vの安定化電源であり、バキュームセンサーやスロットルセンサーに使われているのだが、この車にバキュームセンサーはなかった。...
View Article始動不能/レクサスLS460④
Vc端子回路がどこかでショートしていると思われるが特定が難しい。 一番、怪しいフューエルプレッシャーセンサーのコネクタは、とてもじゃなが外せない。 その手前にあるEH1コネクタにもアクセスできそうにない。 インマニを外して作業すると4時間以上はかかりそうである。 どうするか。。。 もう一度配線図を見直すと、このVc端子は他にも分岐点があることに気がついた。(もっと早く気が付けよという話です)...
View Article時々ミス/マーチ
不規則にミスするという平成16年式マーチ(AK12、CR12)が、同業者から待ちこまれた。 ダイアグノーシスで4番シリンダ失火のコードを持っていたので4番のIGコイルは交換したようである。また、プラグは数日前の車検時に交換しているということである。 インジェクタかもしれないということで清掃&入れ替えをしたのだが、やはり4番がミスしているらしい。...
View Article暖機後、動かない/ストリーム
暖機後、全く動かなくなるという平成13年式ストリーム(RA3)元勉強会仲間からの情報提供。 1ヶ月ほど前に相談を受けていたのだが、「動かなくなるとミッションから『ギュー』という音がするので詰まりと思うのだが、フィルタが見当たらない」ということであった。 ホンダはオイルパンが無いものが多く、他のメーカーのようにオイルパンを外して、ストレーナを点検することが出来ない。...
View Articleエンジン不調/アルテッツァ
アイドル回転が高かったり、アイドル不調やエンストが発生するという平成10年式アルテッツァ(GXE10、IG-FE) ダイアグは正常。アイドル不調時、パワーバランステストを行ったが、特定のシリンダのミスではなかった。...
View Article燃料計作動せず/ワゴンR
宿題コーナー第31弾(レベル4) 燃料計が上がらないという平成12年式ワゴンR(MC21S) フューエルレベルゲージを外して単体点検をすると、FULLで7Ω、ENPTYで94Ωとほぼ基準値通りで問題ない。 では、メーターの不良だろうと思い、レベルゲージの信号線をアースすると、予想を裏切り燃料計は振り切った。 メーターも悪くない? レベルゲージも悪くない? どういうこと?配線?...
View Article燃料計作動せず/ワゴンR②
多くの方からコメントをいただきありがとうございます。 今回の問題は簡単だったようで、ほとんどの方が正解でした。 フューエルレベルゲージをタンクから外した状態で、フロートを上下させるとメーターは動くのに、燃料タンクにフューエルレベルゲージを取り付けると動かないとなると、フロートが機械的に動かないことが考えられます。 電気的に考えられるのは1つだと思います。...
View Articleエンスト/ワゴンR
走行中にエンジンが吹き上がらなくなったり、エンストしたりすることがあるという平成12年式ワゴンR(GF-MC21S、K6A) エンジンの調子が悪いときにはチェックランプが点灯したらしい。 依頼者の工場でダイアグノーシスを調べたのだが、正常コードだったらしく、いろいろと調べたがわからいとということで依頼された。 念のため、当社でもダイアグノーシスを調べたが依頼者がいうように正常コードだった。...
View Article冷機時、吹き上がり不良
冷間始動直後、3分くらいするとエンジンの吹き上がりが悪くなるという平成12年式ムーブ(L900S、EF-VE) ダイアグは正常。 燃圧と診断機をセット。診断機のデーターモニターでまず気になったのがO2センサー。エンジンを始動していないにも関わらず0.38Vを出力。 エンジンを始動し試乗すると、2分ほどでO2センサーの出力は1.275Vとあり得ない数値まで上昇。...
View Article始動不能/MRワゴン
アイドリング中にエンストし、その後、始動不能になったMRワゴン(MF21S、K6A) 調べると、「メイン」の15Aと「IG」の15Aヒューズが切れていた。 2つのヒューズが同時に切れることがあるのかと不思議に思いながらも、確認のため2つのヒューズを交換してみた。 そして、IGスイッチをONにすると2つのヒューズが切れてしまった。...
View Article圧力計
宿題コーナー第32弾(レベル5) 先日、トヨタの1G-FEエンジンを調べている時、あることを思いだしました。 キーON時、スキャンツールで吸気管絶対圧力を調べると、744mmHgという数値でした。絶対圧は、真空を0mmHgとする圧力ですが、通常、我々が住んでいる地表では760mmHgが普通です。しかし、760mmHgが普通とはいっても、気温、海抜、気圧によって変化します。...
View Articleお詫び
問題を出しておきながら放置してしまい申し訳ありません。また、その間、コメント頂いたにも関わらず返信もしなくて申し訳ありません。 大変忙しかったせいもあり、自分のブログはもとより趣味に関するブログやHPも見ない生活が続いていました。それでも記事を更新する時間くらいはあったわけですが、忙しさよりも記事を書こうというモチベーションの低下が激しく、この1ヶ月が過ぎてしまいました。...
View Article圧力計②
解説が遅くなり大変申し訳ありません。m(__)m 読み返してみると問題がわかり難いですね。また、今回の解説で気圧と圧力を同じに考えていますが、問題ないのでしょうか?...
View Article圧力計③
圧力計が測定場所の圧力に影響があるかないかということを検証ですが、マイティバックの目盛は大雑把なのでコンパウンドゲージを使い検証してみることにしました。これだと目盛りも小刻みですし、正圧を使っての検証ができると思います。 このコンパウンドゲージは正圧でも負圧でも測定可能できるゲージなのですが、大気圧状態では写真のように目盛は0kgf/cm2です。...
View Article暖機後、エンジン不調/バモス
暖気後、アイドル不調になりひどいとエンストするという平成12年式バモス(GF-HM1、E07Z) 症状を確認すると、始動後は全く問題ないのに、5分もするとといきなりアイドル不調になった。 エンストしないように回転を上げたがミスがひどくて吹き上がらない。 アイドル不調といっても言葉ではうまく説明できないが、点火時期がまるっきり狂っているような感じである。...
View Article吹き上がり不良/ステージア
時々、エンジンが吹き上がらりが悪いときがあるという平成10年式ステージア(E-WGC34、RB25DE) 不具合発生時、O2センサーの電圧がほぼ0V、A/F補正値は120%。吹き上がらない時に、パーツクリーナを吸わせるとエンジンは吹き上がった。 これらから、燃料不足による吹き上がり不良と推定。 まず、一番怪しい燃圧を測定すると3kg/cm2と問題なかった。 次に点検したのはエアフロメーター。...
View Article減速時ショック大/マークX②
減速時に1回もしくは2回ショックがあるという平成17年式マークX。ミッションを交換しても同じ。 症状を確認すると、2速から1速にシフトダウンするする時にショックが発生していることがわかった。 そこでシフトダウン時にショックが大きくなる可能性を考えてみたが、次の4つしか思いつかない。(あくまでも個人的な考え)...
View Article減速時ショック大/マークX③
減速時に1回もしくは2回ショックがあるという平成17年式マークX。 変速時にショックが大きくなる可能性は4つ。①アキュムレータの不良、②ライン圧の高すぎ、③シフトタイミングが早すぎ、④クラッチやブレーキの作動タイミングのズレによるショック。 この中の②と③は前回の記事にあるように、点検結果から除外。残るは①と④。...
View Article消えないP1602/タント
ユーザーがバッテリを上げてしまった平成24年式タント(L375S、KF)バッテリを交換したのだが、ecoIDLEランプが点滅(オレンジ)するという電話相談。 P1602は「始動時電源電圧低下異常」を表しているようで、バッテリが上がったのであれば当然表示するコードである。...
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