走行中にエンジンが吹き上がらなくなりエンストすることがあるという平成14年式MRワゴン(MF21S、K6A)
調べるとダイアグコードP1910(VVTシステム異常)を表示。
スキャンツールでデータモニタしながら走行すると、VVTの進角度が80°CAになりエンジン不調になった。
実はこの時、VVTのOCVのコネクタを外して走行していたので、VVTは作動しないはず。
ただし、VVT本体の不良も考えられるが、通常、VVTの進角度はせいぜい60°CAまでであり80度なんて聞いたことがない。
(注)進角度80°CAの車がないとは断言できない。
VVT本体の不良であれば常時悪いだろうと思えるので、VVT本体よりも進角度を計算するカム角センサとクランク角センサの信号を調べることにした。
オシロスコープをセットし、しばらくするとクランク角センサの信号が歯抜け状態になり不調となった。
歯抜け状態で進角度を計算してしまうので、実際には進角していないのに進角しているという間違ったデータを表示したようである。
また、前回同様、歯抜け状態なので異常検出もされなかったようである。
前回の記事では、クランク角センサ不良によりカム角センサ不良のダイアグコードを出したのに、この車では同じクランク角センサーの歯抜け状態なのにVVT系統の異常コードを出したのである。
どうにかならないものか。。