ECU内にはハイドルブースタを制御する部分とABS&TRC&VSCを制御する部分に分かれているんじゃないのかと考えていたところ、有力な情報が入ってきた。
その内容は自分が考えていたことと同じことで、実は電源はECU内で2系統に分かれているというのである。
ECUの電源端子からプリント基板をたどれば、なんかヒントが見つかるかもしれないと思い、もう一度、ECUのカバーを外して調べてみると、各部品に書かれている記号で見慣れないものがあった。
ECU内にはいろいろな部品が使われており、それらは記号で分かるようになっている。
その多くは抵抗の「R」やコンデンサの「C」なのだが、その中で初めてお目にかかる「F」という記号があった。
(一部加工しています)
2つの「F」(F1,F2)があり抵抗を調べると、1つは0Ωでもう1つは∞Ωであった。
同じ記号をもった部品の抵抗値がこんなにも違うのはおかしいのではないか。
これらから予想されるのは、どうもこの「F」はヒューズの「F」ではないかと思われる。
ここでピピッときた。
今付いているECUは中古のものなのだが、もともとのECUは車内に転がっていた。
もともとのECUのFの部品を調べると同じように0Ωと∞Ω。
1つの部品は正常なので、これを使わない手はない。
ECUからこのヒューズを外して移植してみた。
すると全てが正常となったのある。v(^^)v
不良だったF2
結局、ECU不良だったのだが、最初に交換したECUもたまたま同じ個所が悪い中古品だったということである。
おかげで随分悩んで回り道をしまった。
このまま納めることもできたのだが、場所が場所だけに安全面を考えて交換することにした。
部品の値段を調べた時に、品番が変更になっていることが分かっていたので、変更後の品番のECU(中古)に交換するようにした。