実はこのテストランプ、使い方をしらないと間違う可能性があるのです。
使い方の記事にも書いていますが、負荷の抵抗が小さい場合、正常時とショート時のランプの明るさにあまり差が出ません。
よって、記事に書いていますが負荷側の電圧を測定しなければならないのです。
ところが日産の古いテキストを見ていると、このことを解決する驚きの写真があったのです。
わかりますか?
ランプにブレーカーを並列に入れるのです。
こうするとどうなるかというと、ショートがない時はサーキットブレーカー(定格15A以下のもの)だけに電流が流れるのでテストランプは消灯したままです。
それから負荷には通常通りのバッテリ電圧がかかります。
もし回路にショートが発生し、15A以上の電流が流れるとサーキットブレーカーが作動し接点がOFFしテストランプに電流が流れます。
よってテストランプは点灯します。
つまり、ランプ不灯時は回路は正常で、ランプ点灯時はショートが発生しているということになります。
これだと正常時に負荷にかかる電圧低下もありません。(いままでのテストランプだと、正常時には電圧低下により負荷が作動しない可能性もありました。)
ただし、このサーキットブレーカーは定格が15A以下で、かつ、自動復帰式のものが必要です。
このブレーカはワイパーやパワーウィンドなどに使われたりしていましたが、今もあるのでしょうか?
写真のようなものはカッコ悪いので、何かないかと探したところ、とてもいいものがありました。
※ 写真は手動復帰式でした。
自動復帰式は次のようなものです。
ヒューズ型のブレーカ(自動復帰式)です。
今回作成したショート回路点検用ヒューズにぴったりのものです。
しかし、手動復帰式はたくさん販売しているので「すが、この自動復帰式は一般販売が見当たりませんでした。
メーカーに直接確認したところ、少なくとも数百個単位じゃないと出せないそうです。
とても買えません。
どこか売っているところを知っている人はいないでしょうか?
ただ、一つ心配なので、復帰時間ですね。
チラチラとショートする場合、リニアに反応しないと使い物になりません。
今のところ、このブレーカーを入れなくても支障がないので問題ないのですが、いい物が見つかれば試してみたいと思います。