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Channel: 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!
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油圧プレス修理②

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まずは漏れている個所を特定するために、パーツクリーナで清掃し、圧力をかけたまま放置しておいた。

その状態で様子を見ると、数分後、油圧を発生するピストンのシャフト部から漏れていることが分かった。
 
イメージ 1
 

プレス本体を土台から取り外し、万力に固定した。




イメージ 4

油圧を発生する部分を外して分解してみた。
 
ピストンを抜くと中からピストンシールとバックアップリングが出てきた。
 
イメージ 2
 
緑色のシールの寸法を測定していると、シールの内側のリップ部がポロポロと取れてきた。
 
測定が終わるころにはリップ部のほとんどが取れてしまった。
 
イメージ 3
 
残ったリップ部も根元にはクラックが入っており、弾力はないものと思われる。
最終的には全部無くなってしまった。
そもそもこの部分から漏れていたのではないかと思われる。
 
 
寸法を測定してみると、リップ部の内径が13.8mm、リップ部の外径が25mm、高さが8㎜。
 
しかし、各メーカーのシールを調べたが、内径が14㎜だと外径は24㎜。
(高さは6㎜、7.5mm、8mmといろいろとあった。)
 
これが、外径が25㎜になると内径は15㎜しかない。
 
カタログではリップ部に近い部分での寸法に見える。

そして、リップ部じゃない個所の寸法でも合わない。
 
 
何社も調べたがほぼ同じなので、もしかしたら規格で決まっているのかもしれない。
 
 
昔の規格と今の規格では違うのか?
 
大型や重機をよく扱っている知人に相談すると、シールを扱っている部品商の人に聞いてみてくれたみたいで、たぶん、内径14㎜、外径24㎜で大丈夫とのこと。
 
外したシールは25㎜であり、相手のシリンダの内径も約25㎜である。
なのに24㎜の外径のシールで大丈夫なのか?
圧力でリップ部が広がるから使えるのか?
 
高額の部品でもないし、ピッタリのシールが無いのでとりあえず注文することにした。
 
 とても部品が合うとは思えないが・・・・・


つづく

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