時々、不定期にミスするという平成20年式フィット(GE6、L13A) 明らかな失火なのでプラグやIGコイルが怪しい。
しかし、時々しか失火しないのは点検しずらいものである。
交換できるのもがあれば1個ずつ交換するのも1つの手だが、残念ながら交換できるIGコイルがない。
空燃比の可能性もなくはないのでとりあえずデーターモニタで補正値を調べることにした。
A/F学習値は問題なく、補正値も良好であった。
他のデータを見ていたら失火カウンタがあった。
見ると1番シリンダが失火している。
上段(赤線)の失火カウンタBは1573カウンタサイクルで8回失火していた。
また、下段(緑線)の失火カウンタは373カウンタサイクルで1回の失火。
(失火カウンタBは2000カウントでリセット、失火カウンタは400カウントでリセットされる)
1番と2番のIGコイルと入れ替えると、2番シリンダが失火するようになった。
平成20年くらいから失火カウンタがついているものが多く、こういう時に便利である。
ただ、この失火は各センサを用いて推定した失火なので完全には信用しない方がよさそうである。
ちなみに、不良と思われるIGコイルにはリークしたと思われる箇所があった。
交換するとよくなったのは言うまでもない。