※記事中の「冷機時、暖気後」はエンジン温度ではなく、エンジンルームの雰囲気温度=吸入吸気温度 と思ってください。
エンジンがかからないことがあるというアクティ。
特に冷機時に発生しやすいとのこと。
どうも燃料系のトラブルのようだったが、車を見ていたら、暖気後なのにホットエアインテークの切り替えバルブがホットエアを吸う側になっているのに気が付いた。
念のために、開いているほうがホットエア側に間違いないだろうとホースをたどると、マフラーの方に向かっていたのだが、その先に信じられない光景が広がっていた。
有り得ない!!というか大爆笑!
なんと、ダクトの先端がマフラーに溶接されているのである。
ということは、切り替えバルブがホットエア側になっていると、エアクリーナーはエアを吸うことが出来ないということである。
これでプラグがびっしょりなってエンジンがかからなかった理由が分かった。
これが原因であれば、この状態でエアクリーナーケースを外せば始動できるはずである。
試してみると、やはり始動出来た。
切り替えバルブを手で動かしてみると、動きが渋く途中で止まったりしていた。
動きが渋いものだから、大気側が完全に閉まれば始動できなくなり、少しでも大気側が開いていれば始動できたのではないかと思われる。
暖気後も同様で、本来は大気側になってないといけないのだがホットエア側になっていれば始動できなかったのではないかと思われる。
冷機時の始動後の正しい状態
暖気後の始動後の状態(正常時はホットエア側が閉じないといけない)
※完全に閉じない場合もあるみたいです。
図のように、本来、このホースはマフラーの遮熱板に取り付けられていたのではないかと思われる。
※遮熱板に接続していない可能性があります。確認中です。
このユーザーは県内で最も雪の降る地域の方なので塩カリにより腐食して外れたのかもしれない。
それを整備工場の人?がご親切にマフラーに溶接したのではないかと思われる。
切り替えバルブの動きが渋いために、少しでも大気側が開いている時は始動出来、完全に閉まっている時は始動出来なかったものと思われる。
それにしても誰が溶接したのであろうか?