キーONやREADY状態にならないプリウス。
インバータ用ウォータポンプが原因だったが、ふと、「この事例って他にもあるんじゃない?」と考えが浮かんだ時、ハイブリッドのウォータポンプってリコールかサービスキャンペーンが出ていたことを思い出した。
調べると、確かに2012年11月にリコールが出ていた。(その前には保証延長もあった。)
フレーム番号も該当。
そのことをすぐに後輩に電話し、リコール番号を調べてもらったが、このウォータポンプに関しては実施済みのステッカーが貼ってあったとのことだった。
確かに、リコール発表から3年以上が経過しており、実施済みも当然である。
いつ、実施したのかわからないが、症状的にはリコールと全く同じ症状なのでデーラーに相談するように話をした。
数日後、その結果の電話があり、リコールで実施した部品の保証は1年であり、この車の場合は保証修理は出来ないとのこと。
ユーザーは中古車で購入しており、特に有料になることへの不満も言ってなかったようだが、これが自分の車だったらと思うと納得できないのではないかと思う。
リコールは「コイル線の腐食断線によりウォータポンプが停止して警告灯点灯や出力制限走行となります。また、線間ショートした場合には、電源ヒューズが切れて走行不能となるおそれがあります。」となっていた。
今回のトラブルはどうなっているのかと思い分解してみた。
分解すると、制御基板が焼けていた。
コイルも焼けていた。
リコールの内容と同じじゃねぇ?
ちなみに、新品のポンプは4kΩということだったが、このようにIC基板内蔵なので抵抗での良否判定は難しい。
後日、デーラーの知人にことことを話すと、同じような事例があり困ってるとのことだった。