Vc端子回路がどこかでショートしていると思われるが特定が難しい。
一番、怪しいフューエルプレッシャーセンサーのコネクタは、とてもじゃなが外せない。
その手前にあるEH1コネクタにもアクセスできそうにない。
インマニを外して作業すると4時間以上はかかりそうである。
どうするか。。。
もう一度配線図を見直すと、このVc端子は他にも分岐点があることに気がついた。(もっと早く気が付けよという話です)
それはJ/C No4である。
このJ/C No4を調べると、なんとエンジンECUのすぐ近くにあったのである。(^^)
エンジンECUはエンジンルーム前部左側にケースに収納されており、そのケース内にJ/C No4のE52、E53コネクタがあった。
結局、ケースの蓋を外すだけでフューエルプレッシャーセンサーのVc端子にアクセスできたのである。
コネクタを全部抜くとまずいので、フューエルプレッシャーセンサーの電源となっている、E52コネクタのA20端子だけをコネクタから抜いてみた。
これで始動できればフューエルプレッシャーセンサー自体の不良か、A20端子~フューエルプレッシャーセンサーがアースと短絡していることになる。
クランキングすると見事にエンジンが始動した。\(^o^)/
始動後はエンジンのダイアグやデーターモニタも確認できるようになった。
配線のショーとの可能性も若干あるが、症状からはフューエルプレッシャーセンサー自体の不良と思われた。
たぶん、燃圧が上がると内部ショートを起こしECUがダウンしクランキングが中止。チェックランプも不灯。通信も不可。クランキングも不可となる。
時間の経過とともに内部ショートもよくなり、クランキングは可能。
これの繰り返しだったのではないかと思われる。
フューエルプレッシャーセンサーのトラブルはノア(AZR60)やクラウン(JZS175)でも経験があるが、どちらもオープン故障でありショートは始めての経験であった。
結局、フューエルプレッシャーセンサーの交換は依頼者の工場に任せることにした。
後日確認すると、交換後は正常になったようである。
レクサスは見る車であって、けっして整備する車ではないと痛感した。(^^)
おわり