前々回に紹介したクラウンで思い出した事例があるので紹介。
ただし、本当に原因がこれだったかは不明のまま。
ハザードが作動しっぱなしになるという平成16年式アイシス(ANM10W、1AZ)
クラウンと違うのは、普通の点滅だけということである。
作動している状態でハザードスイッチを抜いても作動したままで、ハザード用ヒューズやリレーを抜けば停止するらしい。
知り合いの工場に入庫した車で、まずはリレーを交換したようだがよくならないということで持ってきた。
ただし、車を持ってきた時は、ハザードが作動しないようにリレーを抜いていたので、点検するためにリレーを付けたのだがハザードは作動しなかった。
いままでの作業内容から、スイッチやリレーは関係ないのであとは配線の問題か、ハザードスイッチ以外の関連するシステムの問題である。
まずはハザードの回路を調べると、ハザードスイッチの信号はリレーの8番端子に入っており、スイッチをONにすると8番端子はスイッチでアースされるという単純な回路である。
8番端子電圧は、スイッチOFFで12V、ONで0Vである。
また、この8番端子はキーレスのアンサーバックでもハザードを作動させるのでボデーECUへも分岐されていることが分かった。
このボデーECUはキーレス用のドアコントロールレシーバからの信号でハザードを作動させているようだ。
よって、ハザードが勝手に作動し始めたら、ドアコントロールレシーバのコネクタを抜く、それでも作動すればボデーECUのハザード作動用端子を抜く、それでも作動すればスイッチとリレー間のF69コネクタを抜けばかなり絞り込めるはずである。
このように作業手順を確認できたのだが、肝心の不具合が出ない。
とりあえず、各ユニットやF69コネクタの位置を確認しておこうと、助手席のカウルサイドのカバーを外した。
するとカバーの内側に水が・・・・・・・。
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このカバーの内側にはF69コネクタがある。
そのコネクタを抜くと怪しげな形跡があった。
それもちょうどハザードスイッチの端子の位置である。
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拡大すると
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また、コネクタ全体に錆の緑っぽいものも見受けられた。
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依頼者に確認すると、ユーザーから電話のあった日は雨降りだったそうで、とりあえずリレーを手配して翌日交換したようだが、その時は不具合は出たそうである。
しかし、その後、点検をするうちに不具合が出なくなり、困って当社に依頼したようである。
この錆が原因だった確証はないが、状況からはかなり怪しい部分である。
ほぼクラウンと同じトラブルである。
当社でも不具合が出ていないので、コネクタ内の清掃と、万一、雨漏れが発生しても水がかからないようにして納めた。
雨漏れの点検と修理は依頼者の工場に任せた。
その後、半年ほど経過するが再発はしていないそうである。
ただ、この水や錆が原因だったという確証は取れていない。