前回、走行中にエンジンチェックランプが点滅するというストリームの事例を紹介したが、その翌日、同じくエンジンチェックランプが点滅するという平成25年式ミラ(L275S、KF)についての電話相談があった。
その時のエンジンの調子はどうかと聞くと、不調だという。
ダイアグノーシスの仮コードまたはペンディングコードはないかと聞くと、ダイアグノーシスは正常で、仮コードは項目がないという。
ホンダと同じく失火検出しているのではないかと思い、パワーバランステストなどの通常の失火の点検を行うように話しておいた。
しばらくして電話があり、プラグが不良だったとのこと。
ダイハツはファイネスに解説書があるので載っているかもしれないと思い調べたが、警告灯の点滅の記載はなかった。
しかし、ホンダと同様に修理書で調べると、ダイアグコード表の下に小さく「触媒が溶断するおそれのある場合は、故障評価方法に関係なく点滅を行う」と書かれていた。
ホンダもダイハツも点滅ということは何かあるかもしれないと思いJ-OBD規制を調べると次のように書かれていた。
「触媒ダメージ失火を検知したときは、速やかに警告灯を点滅させ、その間点滅させ続けるものとする。ただし、燃料カットにより触媒を保護する措置がとられた場合においては、点滅させなくてもよいものとする。」
また、最近、異常を検出すると警告灯が点灯し、その後、正常になった場合、3トリップ間正常だと警告灯が消灯するというのを見かけたのだが、それについてもちゃんと書かれていた。
もちろん異常コードの記憶はしている。
更に、40回以上のウォームアップサイクル間、同じ異常を検出しない時は、記憶している異常コード等も消去してもいいとなっていた。
警告灯の点灯・消灯というあまりにも基本すぎるせいか完全に見落としていた。反省!