ABS警告灯が高速点滅しているという平成18年式パッソ(KGC10、1KR)
知人の工場に入庫した車。
通常、ABSに異常があればランプの点滅ではなく点灯である。
ただ、以前、過充電によりESPランプが点滅(比較的、規則正しい)した事例があったので、過充電も疑う必要がある。
まずはスキャンツールでダイアグノーシスを点検しようと思ったが通信できない。
スキャンツールが対応していないのか通信線の異常なのか判断するためにエンジンを調べると通信できた。
エンジンのダイアグでは「ABS・ECUとの通信不能」というコードを表示。
ECUがダメだろうと思ったが、念のため、手動でダイアグを調べてみた。
するとコード81~88の8個のコードを表示。(各車輪の出力異常と周期異常)
調べると、これらはテストモードにおけるダイアグコードであった。
高速点滅というのはテストモードになっていたからである。
何もしていないのに勝手にテストモードになっていたのである。
そういえば以前も、時々、勝手にテストモードになるダイハツ車があった。
ECUの不良と判断し交換するとよくなったそうである。