フューエルフィルタ・ウォーニングランプが点灯するという平成22年式ハイエース(KDH201V、1KD)です。
フィルタを交換したが、ウォーニングランプが消えないという知人からの相談がありました。
通常の明るさで点灯しているのかを確認すると、通常の明るさで点灯しているみたいでした。
レベルスイッチのコネクタを抜いても点灯するようなら、配線のショートか他に点灯条件があるかもしれないので、コネクタを抜いてみるように説明しておいたのですが、気になってシステムを確認すると、意外なことが分かりました。
この車のフューエルフィルターには、水のレベルスイッチとは別に、目詰まりを検出する負圧スイッチがあるのです。(今や、常識?)
おまけに、水の量が一定量以上になると、警告灯は点滅であり、目詰まりで負圧スイッチがONすると、警告灯は点灯するとのことです。
とうことは、この車は点灯なので目詰まりを起こしているということになります。
しかし、フィルタは交換済み。
フィルタ自体の目詰まりは考えにくいので、負圧スイッチの不良が考えられます。
ファイネスの故障事例に同じような事例があるかもしれないと思い目をやると、この警告灯の事例が2つほどあり、共にフィルタの不良だったことがわかりました。
しかし、そのうちの1つはフィルタの交換&リセット作業で完治となっていたのです。
リセット作業?
そっか。。。
レベルスイッチで点滅という事は、単純にスイッチでアースに落とすのではなく、ランプはユニットで制御しているはずです。
また、バキュームスイッチは、目詰まりでONしても、走行状態や温度でOFFになることも考えられます。
よって、一旦、異常を検出するとリセット作業をするまで消えないようにしてるのかもしれません。
修理書を調べると、確かにリセット作業なるものがありました。
【警告灯が点灯した場合のリセット作業】
1.キーOFFでバキュームスイッチのコネクタを外す。
2.キーON後、3~60秒の間に、センサーのコネクタを接続。
3.警告灯消去後、キーOFF。
知人に連絡し、リセット作業を行ってもらうと、警告灯は消灯したようです。
ちなみにフィルターに水がたまり警告灯が点滅した場合は、レベルスイッチを使い、同様のリセット作業が必要です。
※レベルスイッチはフィルタの下部、負圧スイッチは上部。
ネットなんかで調べると、今や当たり前の作業みたいですね。
恥ずかしながら知りませんでした。