ヘッドライトのLoビーム(ディスチャージ式)が暗いという平成23年式レガシー(BM9)。
フォグランプの方が明るいらしい。(^^;)
知人からの電話相談。
左右とも同じように暗く、ライトテスターで測定しても400カンデラしかないという。
ヘッドライトテスタで表示される光度は、高度測定点の明るさなので、実際の感覚とは違う可能性もある。
しかし、実際にライトの正面に立ってみても本当に眩しくないという。
左右ともバルブが悪くなるとは思えないが、一応、交換してみたようである。
しかし、やはり暗いという。
となると、バラストの不良が考えられるが、左右とも同じように悪くなるのも考えにくいので、相談となったわけである。
左右が暗いとなると、共通である電源とアースの点検をするべきであるとアドバイスしておいた。
少しして電話があり、電源もアースの問題ないという。
測定部はヘッドライトのコネクタ部であり、バラストはヘッドライトユニットの下側にあるという事なので、念のため、バラスト部でも測定するように説明した。
翌日、知人がヘッドライトを持ってきた。
バラスト部で点検するためにヘッドライトを外し、ついでにバルブも元に戻すために外した時に、バルブの取り付け部から見えた反射鏡がすごく曇っていることに気が付いたそうである。
バルブの取付部からのぞいた反射鏡部
通常、反射鏡の部分というのは鏡のようになっているのが普通であるが、持ってきたライトを覗き込むと、反射鏡はほこりが堆積したようになっており、ほとんど反射していなかった。
ウエスで拭くとそのホコリみたいなものが取れ、綺麗な反射部が見えた。
とりあえず、可能な範囲で綺麗にし、それで光度が明らかに上がるようであれば、交換するようにした。
その後、電話があり、ヘッドライトASSY(バラスト&バルブを除く)でよくなったそうである。
この車のLoビームはプロジェクタタイプであり、ライト正面のレンズ部から反射鏡部が見えないので、この汚れに気が付かない可能性が高い。
暗い場合は、まずは反射鏡部の点検が必要である。