ブレーキ警告灯が薄く点灯するという平成4年式ロードスター(NA6CE、B6)が同業者から持ち込まれた。
この年式であれば、ブレーキ警告灯を点灯させる条件は、パーキングレバースイッチとブレーキフルードスイッチくらいしかないはず。
まず、ブレーキフルードスイッチのコネクタを抜いてみるとランプは消えた。
コネクタを戻しパーキングブレーキスイッチのコネクタを抜いてみると、警告灯は薄く点灯したままだった。
このことから、原因はブレーキフルードスイッチに原因があるとしか思えない。
スイッチの抵抗を測定すると、ONで0Ω、OFFで500Ω。
OFFなのに500Ω?
無限大じゃなくていいの?
スイッチ不良だろうと思ったが、依頼者曰く、やはりスイッチ不良と思い新品に交換したとのこと。
しかし、症状は変わらないという。
今は新品の部品が付いており、前の部品は工場にあるという事だったので、その部品を持ってきてもらうことにした。
その部品の点検を行ったが、新品とほぼ同じ数値だった。
仮にこれが正常だとすれば、スイッチOFF時でも警告灯には少なからず電流が流れるはず。
確認するためにメーターの警告灯部で電圧を測定すると、ランプには約3Vの電圧がかかっていることが分かった。
3Vの電圧がかかれば薄く点灯する可能性もなくはない。
もしかして、ランプの不良ではないかと思い他の警告灯と入れ替えようとしたが出来なかった。。。
※理由は不明。数か月前のことなので覚えてない。(^_^;)
メーターのコネクタ部でオイルプレッシャーランプの配線とブレーキフルードスイッチの配線を入れ替えてみると、オイルプレッシャーランプが薄く点灯した。
ということは、ランプの問題ではなく、やはり回路の配線側の問題である。
やはり、スイッチの不良としか思えない。
交換したスイッチは不要とのことだったので、スイッチを分解して調べることにした。
つづく