ABS誤作動&警告灯点灯/ラクティス ②
走行中にスピードメーターが動かなくなり、複数の警告灯が点灯するというラクティス(NCP1001NZ) 原因は、各システムのダイアグと症状から、ABS・ECUが突然ダウンしていることが推定された。 ECUがダウンする原因は、ECU自体の不良か、電源またはアースの不良である。 配線図でECUの電源を調べるとABS1(50A)、ABS2(30A)、ECU-IG(10A)の3つのヒューズが関係していた。...
View Article勝手にライトON/パッソ
キーを抜いて車から降りるとヘッドライトが勝手に点灯していたり、ブロアモーターが回りっぱなしになることがあるという平成21年式パッソ セッテ(M502E、3SZ) もちろん、ヘッドライトスイッチはOFFであり、オートライト機能もない。 ヘッドライト回路は次の通りで、ライトスイッチでライトリレーをONさせて電球の電源を供給。及び、電球のアース側をスイッチで切りかえるという単純な回路である。...
View Articleシフトロック解除せず/ライフ
シフトレバーがPレンジから動かないという平成15年式ライフ(JB5、P07A)が同業者から持ち込まれた。 ご存知の通り、このシフトロック機構は、キーONまたはエンジン始動後は、ブレーキペダルを踏まないとPレンジから他のレンジに動かせないというシステムである。...
View Article始動不能/キャリー
エンジン始動不能の平成13年式キャリー(DB52T、F6A)が同業者から持ち込まれた。 話を聞くと、ダイアグは正常コード、火花点検、インジェクタの作動点検、燃圧点検、圧縮圧力などの基本点検の結果は全て問題なく、バルブタイミングまで調べたが原因が分からないという。 ちなみにクラセンやエンジンECUは交換したという。...
View Article薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター
ブレーキ警告灯が薄く点灯するという平成4年式ロードスター(NA6CE、B6)が同業者から持ち込まれた。 この年式であれば、ブレーキ警告灯を点灯させる条件は、パーキングレバースイッチとブレーキフルードスイッチくらいしかないはず。 まず、ブレーキフルードスイッチのコネクタを抜いてみるとランプは消えた。 コネクタを戻しパーキングブレーキスイッチのコネクタを抜いてみると、警告灯は薄く点灯したままだった。...
View Article薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター②
ブレーキ警告灯が薄く点灯するという平成4年式ロードスター。 点検の結果、リザーバタンクにあるブレーキフルードスイッチに原因があるとしか思えない。 交換した部品を持ってきてもらったので分解してみた。 スイッチ部はリザーバタンクに差し込むだけ。白いのがフロート。 センサー部とフロートが近づくとセンサー内のリードスイッチがONする。センサーの先端部のロックピンを抜くとカバーが外れた。...
View Article薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター③
キーONまたはエンジン始動後、パーキングレバーを戻しているのに、ブレーキ警告灯が薄く点灯するロードスター。 しかし、こんなに薄く点灯するランプによく気が付いたものである。昼間だと、まず気が付かないし、角度によってはほとんど気が付かない。 色々と点検した結果、どこにも原因らしきものがない。 というか、逆に、回路からは薄く点灯するのが当たり前だし、点灯してもいいのではないかと思うくらいである。...
View Articleアイドル不調/ライフ
アイドル時、若干ミス気味という平成14年式ライフ(JB1、E07Z)特に、冷機時の方が悪いという。 症状を確認すると、確かに若干のミスが感じられるが、完全な失火ではなさそうだった。ギヤを走行レンジに入れると更に振れが大きくなった。 パワーバランステストを行ったが、失火のシリンダの特定はできなかった。 データーモニタでは吸気管絶対圧力が高い(負圧が不足)のが気になるくらいだ。...
View Article始動不能/ハイゼット
全くエンジンがかかる気配がないという平成17年式ハイゼット(S200P、EF-SE)について知人から電話相談があった。 知人の工場で調べた結果は次の通り。 燃圧は約3kg/cm2でOK。火花点検もOK。インジェクタの作動音もOK。パーツクリーナーを吸わせるとエンジンはかかり、吸わせるのを止めるとエンストするとのこと。 ちなみにインジェクタとECUは交換できる物があったので交換したが同じらしい。...
View Article始動不能/ハイゼット②
燃料系統に原因があると思われるが、点検の結果、特に問題があるとは思われなかった。何が原因なのかわからない摩訶不思議なエンジン始動不能のハイゼット。 とりあえず、考えられるところは点検してもらったが問題はなかった。 ただ、すべて依頼者に点検してもらった結果である、どこかに見落としかカン違いがあるのかもしれないと思い、最初から点検をやり直すことにした。 まずは、症状の確認。...
View Articleハンチング/ムーブ
N・Pレンジでハンチング、走行レンジに入れるとラフアイドル、チェックエンジンランプが点灯するという平成12年式ムーブ(L900S、EF-VE) まず、ダイアグノーシスを点検するためにスキャンツールを接続すると、レロトタイプであり変換ケーブルが必要だった。 変換ケーブルはあるのだが、入れ替えるのが面倒なので後回しにすることにした。...
View Article勝手にACCがON/シーマ
イグニッションスイッチをOFFにしても、ACC電源が起動することがあるという平成13年式シーマ。 預かった日には症状が出なかったのだが、翌朝、車を見に行くとナビ画面が立ち上がっていた。もちろん、キーは抜いたままである。 調べるとACCリレーのコイルに9Vの電圧が印加されてACC電源が起動していることがわかった。その状態で、キースイッチのコネクタを抜いたが、症状は変わらなかった。...
View Articleアイドリング保てず/エブリィ
アイドリングが保てずにエンストすることがあるという平成19年式エブリィ(DA64W、K6A)。ただし、アクセルペダルを踏んで走行しているときは全く問題ないというまた、始動性が悪い場合があるという...
View Articleオイルとフルード
宿題コーナー第45弾(レベル5) ○○と□□シリーズ第4弾。 第1弾 ATのクラッチとブレーキ(https://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/64880207.html)第2弾 ウォーニングランプとインジケータランプ(https://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/64920261.html?type=folderlist)第3弾...
View Articleオイルとフルード②
本当に多くの方からコメントをいただき有難うございます。また、初コメの方もいらっしゃいましたが、30件近いコメントのため、挨拶や返事が出来ずに大変失礼しました。 では、解説に入りたいと思いますが、あくまでも個人的な考えであり、必ずしも正しいとは限りません。間違えがあれば、ご指摘ください。...
View Article薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター④
薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター③の記事の続きです。 常に薄く点灯するブレーキ警告灯の原因は、ブレーキ警告灯の赤いレンズの色が薄くなり、本来見えないはずの薄く点灯しているバルブの点灯が見えるというものでした。...
View Article走行中エンスト/ハイゼット
走行中にエンストし再始動出来なくなった平成15年式ハイゼット(S210P、EF) キーONでチェックランプが不灯だったので、電源のヒューズを調べると「EFI」ヒューズが切れていた。それも明らかにショートの切れ方である。 調べると、このヒューズはエンジンンECUと燃料ポンプの電源ヒューズになっていた。 ヒューズを交換すると、再始動出来たが再発の可能性は十分に考えられる。...
View Article始動不能/エブリ
エンジン始動不能のエブリ。プラグを交換するとよくなったそうであるが、このプラグは昨年交換し、まだ2000キロしか走行していないという。プラグ自体の製品の不良だろうかと知人から電話相談された。 話を聞くと、今回はエンジン不調で入庫したのでプラグを清掃したようである。納車後、信号待ち等でミスするということで引き取りに行ったそうであるが、その始動不能になったとのこと。...
View Articleプラグの内部リーク
前回紹介したエブリ。https://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/66220157.html プラグの内部リークだったのではないかと思われるが、以前、プログ仲間からこの内部リークに関する貴重な資料をもらったことがあったので紹介する。 そこの従業員が新品のプラグ4本を交換したのだが、交換後、エンジン不調になったというのである。...
View Articleプラグの内部リーク②
今回、NGKが行なった点検の結果、不良のプラグを特定できたのは、絶縁抵抗値試験の1番と4番、内部抵抗値試験の1,2,4番、火花試験の1番と4番、解体調査の1,2,4番シリンダであった。 実際に悪かったのは1,2,4番で、全て折れていた。実際に点検に出したプラグ。 これらの結果から、プラグを点検する場合、最も信頼性が高いのは、解体調査が間違いない方法だが、現実的ではない。...
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