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Channel: 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!
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薄く点灯するブレーキ警告灯/ロードスター②

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ブレーキ警告灯が薄く点灯するという平成4年式ロードスター。
 
点検の結果、リザーバタンクにあるブレーキフルードスイッチに原因があるとしか思えない。
 
 
交換した部品を持ってきてもらったので分解してみた。
 
 
スイッチ部はリザーバタンクに差し込むだけ。
白いのがフロート。
 
 
イメージ 1
 


センサー部とフロートが近づくとセンサー内のリードスイッチがONする。
イメージ 2

センサーの先端部のロックピンを抜くとカバーが外れた。
 
 
イメージ 3
 
 
ガラス管内がフロートの磁力によりONOFFするリードスイッチ。
反対側にはカーボン抵抗。
 
イメージ 4
 
抵抗の帯の色は先端から緑(5)・茶(1)・茶(10の1乗)・金
 
 
という事は、51×10510Ωなので、構造上、スイッチOFF時に500Ωの抵抗が出ても当たり前であった。(金は精度)
 
 
なぜ、こういった抵抗を持っているのかは不明だが、構造上、OFF時に500Ωの抵抗が出るのは当然である。
 
スイッチ不良と思っていたが、OFF時に500Ωの抵抗が出ても問題なさそうである。
 
 
もう一度整理する。
 
 
キーONまたはエンジン始動後、パーキングレバーを戻しているのに、ブレーキ警告灯が薄く点灯する。
 
回路は、パーキングレバースイッチまたはフルードスイッチによりアースして点灯させる単純な回路。
 
リザーバタンクにあるフルードスイッチのコネクタを抜くと、警告灯は消える。
 
薄く点灯する原因はスイッチの可能性が高い。
 
そのスイッチを調べると、OFF時の抵抗が約500Ω。
 
しかし、構造上、この抵抗が出るのは当然であり、問題ないと思われる。
 
警告灯部で電圧を測定すると、ランプには3Vの電圧がかかっていた。
(スイッチがOFF時でも電流が流れるので薄く点灯するのも無理はない。)
 
電球は交換していないが、オイルプレッシャーランプの端子を抜いて、リザーバタンクのスイッチの回路を接続すると、オイルプレッシャーランプが薄く点灯した。
 
ランプが原因でもない。
 
こうやってみると、どこにも原因らしきものはない。
 
というか、薄く点灯するのが悪いのか???



どうしたものか。。。。
 
 
薄く点灯しているブレーキ警告灯を見つめながら考えこんでしまった。

イメージ 5
 
 
問題コーナーではありませんが、原因を考えてみてください。
点検内容に間違いや勘違いはありません。
 
写真の中に答えがあります。

 
つづく

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