イグニッションスイッチをOFFにしても、ACC電源が起動することがあるという平成13年式シーマ。
預かった日には症状が出なかったのだが、翌朝、車を見に行くとナビ画面が立ち上がっていた。
もちろん、キーは抜いたままである。
調べるとACCリレーのコイルに9Vの電圧が印加されてACC電源が起動していることがわかった。
その状態で、キースイッチのコネクタを抜いたが、症状は変わらなかった。
リレーのコイルのアースは常時アースである。
ということは、キースイッチ以外の物からリレーのコイルの電源が回り込んでいるという事になる。
いろいろと後付けされているものがあったので、それらを順番に外してみたが変わらない。
トランク内にも何か装着されていないかと思い、トランクを開けて調べてみると、スペアタイヤの上にあるカバーに何かのユニットが目に入った。
そのユニットの下には水が見える。
おまけに、コネクタはその水に半分つかっているのである。
写真では水がほとんどないが、実際には水が深さの半分くらいあった。
そのユニットのコネクタを外すと、ACCリレーはOFFした。
原因は雨漏れによるショートだったのである。
このユニットを外して内部を点検すると、錆等が発生しており交換した方がいいと思われた。
しかし、何の部品か調べたがわからない。
配線図の偽装図でもその部分にコネクタは無いようになっている。
おまけに、このユニットは両面テープで取り付けられているし、コネクタはカバーを切って通している。
どうも後付けの部品のようである。
ユニットはクラリオン製なのでオーディオ関係と思われるが、皆で考えた結果、地デジ用チューナーではないかという事になった。
(平成23年にアナログから地デジに移行している。)
テレビは元々見られないようだったので、このコネクタは外したままにすることにした。