チェックエンジンランプが点灯するという平成15年式bB(NCP31、1NZ)
ダイアグコードを調べると、P0171(O2センサーリーン異常)というトヨタでは定番のコードを表示。
トヨタ車でこのコードを出す場合は、ほとんどがエアフロメーターの不良である。
それも、改良品と思われる「C」マークの無いエアフロメーターを使っている車がほとんどである。
この車も「C」マーク無しだろうと思ったのだが、見ると「C」マーク付であった。
※1枚目と2枚目の写真では、トヨタ品番とデンソー品番が違いますが、改良品だから変更になったわけではありません。
1枚目の22204-21010(「Cマーク無し)の改良品は同じ品番である22204-21010のCマーク有りです。
同じように、2枚目の22204-22010のCマーク有りの改良前のエアフロは、同じ品番である22204-22010のCマーク無しです。
今回は何も考えずにたまたまあったCマーク無しのエアフロの写真を撮ってしまいました。
トヨタの多くは22204-22010なのですが、稀に22204-21010があるのではないかと思います。
この「C」マークのあるエアフロでのリーン異常は、この4,5年で1台か2台くらいしかなかったのだが、今年に入りすでに3台ほど経験している。
「C」マークがあるエアフロも年数が経てば、特性ズレにより不具合が出るようである。
今までは、トヨタのエアフロ不良の場合、新品に交換していたのだが、数年前にエアフロクリーンという専用の洗浄剤が出たので使ってみた。
エアフロクリーンは、確か、日産部販が持ってきたような気が・・・・・
すると、これが結構効果があり、ほとんどの場合、不具合が解消される。
ただし、チェックランプが点灯するほどの補正値にならないだけであって、若干、リーン気味の場合もある。
洗浄するようになって気が付いたのだが、ある時、洗浄前と洗浄後のホットワーヤー部に違いがあることに気が付いた。
ホットワイヤー部とコールドワイヤー部(温度補正抵抗体)は綺麗な円柱状態なのだが、洗浄前のホットワイヤー部はほこりのようなものが付いており、歪(いびつ)な形なのである。
それが、洗浄後のホットワーヤー部はコールドワイヤー部とほぼ同じように綺麗な円柱になっていた。
ホットワイヤー部に異物が付着することにより、吸入空気により奪われる熱が少なく、実際の吸入空気量より少ないという信号がECUに入力されるので、燃料噴射量も少なくなりリーン状態になるものと思われる。
「C」マーク無しのエアフロには試していないので効果のほどは不明だが、試してみる価値は有りそうである。