アイドル時、不規則にミスするという平成19年式ストリーム(RN6、R18A)
データーモニターで失火カウンタがあったので点検。
すると、不具合発生時、3番シリンダの失火カウントが増加していた。
また、4番シリンダも3番ほど出なないが失火していた。
プラグやIGコイルを入れ替えたが、失火のシリンダは同じであった。
インジェクタの作動音を確認すると、失火時にはインジェクタの作動音がしていないように感じた。
作動音ではよくわからないので波形をオシロで調べた。
すると、なんかおかしな信号になっている。
3番シリンダは2回の噴射信号が出ていたのである。
時間軸が50msと噴射時間が判断できないほど長かったので、時間軸を拡大すると、今度は更に驚きの波形が現れたのである。
短時間に複数回の噴射信号になっていた。
そういえば1枚目の写真の上の波形に比べ、下の波形の太さが違うように感じる。(下の方が太い。)
それは、この複数回の噴射信号のせいではないかと思う。
こんなに短時間の噴射時間では、作動遅れによる無効噴射時間を考えると、実際にはインジェクタは作動していないし燃料は出ていと思われる。
(作動遅れの時間はバッテリ電圧によって変化するが、思ったより長く、たぶん、1~1.5ms以上の噴射時間がないと燃料は出ない。)
全部のインジェクタの抵抗を測定すると、6~7Ωで大差ない。
念のため、インジェクタを入れ替えてみたが、やはり3,4番がミス。
2回の噴射もおかしいし、この複数の極短時間の噴射時間もおかしい。
どうみてもECUの不良である。
事例的には体験していないが、ECU不良に間違いないので交換する良くなった。