アイドル回転が安定せず、アクセルペダルを踏んでも全く吹き上がらなくなることがあるという平成19年式ミラ(L250V、EF)
DTCに異常検出は無し。
不具合発生時のデーターモニタで信号を確認すると、空燃比がマイナス25%、O2センサーは1.1Vのまま変動しなかった。
O2センサーは空燃比(空気と燃料の割合)を電圧で表すもので、0~1Vの間で変化をする。(理論空燃比より薄いと0V側、濃いと1V側)
通常、0.3~0.8Vの間くらいで変化するのが一般的である。
それが、1.1Vということは、本当に濃いのであればまだしも、濃くもないのに濃いという間違った信号がECUに入力されれば、濃すぎるという事で空燃比補正がマイナスになってしまう。
そもそもO2センサーが1Vを超えること自体でアウトであるが、レーシングしても全く変化しないのO2センサーの不良に間違いない。
誤信号により最大にマイナス補正することにより燃料不足だったようである。
昔と違い、補正幅が大きくなった昨今の車ではO2センサーの信号で吹き上がらないことも多々見受けられる。