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Channel: 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!
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キーOFFで作動する/マークⅡ

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キーOFF後でもブロアファンが回ったり、オートライトが作動したりするマークⅡ。
 
まずはエアコンECUの電源を調べると、キーOFFにも関わらず28Vの電圧があった。

これはおかしい。

この電源は「エレクトロニクスIG」ヒューズから供給されていた。
イメージ 1
 
 
また、オートラートも誤作動しているので回路を調べると、マルチプレックスネットワークボデーECUが制御していることが分かり、この電源も同じく「エレクトロニクスIG」ヒューズから電源が供給されていた。

イメージ 2
 
 オートライトの制御はマルチプレックスネットワークボデーECUイメージ 3
 
 
エアコンECUと同じく、マルチプレックスネットワークボデーECUにもキーOFFで電源が供給されていれば、オートライトポジション
で、かつ暗くなればライトも点灯するはずである。
 
オートライトの原因も同じ可能性がでてきた。
 
「エレクトロニクスIG」ヒューズが他の電源とショートしているのだろうと思い調べると、「エレクトロニクスIG」ヒューズは運転席にあるインストルメントパネルJB ASSY(ドライバー)部にあることが分かり、思わず笑ってしまった。
 
というのも、この車、実は2年ほど前に入庫したのだが、その時に大筋の記事は作り上げていたのだが、あまりにも複雑すぎて読んだ人が分からないのではないかと思い、そのままにしていたのである。
 
このマークⅡが入庫した数日前に入庫したのが、以前紹介したことがあるクラウンである。
 
そのクラウンの不具合原因は助手席側のインストルメントパネルJB ASSY部でのショートだったのだが、今度は運転席側のインストルメントパネルJB部でのショートが疑われたのである。

続きざまに入庫したのだ、「またか」と思った次第である。
 
もしかして多発なのか?
 
こちらもコネクタ内に錆があれば交換が必要と思い調べたが、この配線の端子やコネクタはおろか、その他の端子やコネクタにも錆は見られなかった。
 
錆があればこのインストルメントパネルJBを換するところだが、錆が無く確証がなければ交換というわけにはいかない。
 
ここだ!という現場を見つけなくてもいいが、インストルメントパネルJB内でのショートという確証は欲しい。
 
色々と考えた結果、ちょっと荒っぽいがこのインストルメントパネルJBに供給されている外部電源のコネクタを抜いてみることにした。
 
キースイッチOFFで「エレクトロニクスIG」ヒューズに電圧がでるということは、インストルメントパネルJB内で常時電源とショートしている可能性がある。
 
そこで、常時電源が来ている「ドB」コネクタ、「パA」コネクタを抜いてみた。
 
これで、0VになればインストルメントパネルJB内でのショートという事になる。

イメージ 4
 
イメージ 5


しかし、2つのコネクタを抜いてみたが相変わらず「エレクトロニクスIG」ヒューズには電圧が発生。
 
もしかして、「エレクトロニクスIG」ヒューズの上流であるIGスイッチ内の接点でショートしているのかもしれないと思い、2つのコネクタを抜いたまま、IG電源である「ドJ」コネクタも抜いてみた。
 
それでも電圧が発生。
 
これで0Vになるだろうと思ったのに、まだ電圧が発生している。
 
どうなっているの?


どこから電圧が回り込んでいるのか?

つづく

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