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Channel: 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!
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キーOFFで作動する/マークⅡ④

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キーOFF後でもブロアファンが回ったり、オートライトが作動したりするマークⅡ。
 
IGスイッチOFFにも関わらず、数Vの電圧が「エレクトロニクスIG」ヒューズから供給されていた。
 
その電圧はヒューズの上流からではなく、「バックランプ」ヒューズの下流から供給されていた。
 
このヒューズに関係する各システムを調べると、怪しいのは「バックランプ」ヒューズとニュートラルスタートスイッチ間にあるJB No2A43コネクタ部である。
 
このコネクタで各システムに電源が分配されていた。
 
イメージ 1

イメージ 3

このコネクタ部で色々と調べると、ショートしている配線がエンジンハーネスにつながっていることが判明した。
(実は、ここでかなり苦労しているのだが、あまりにも複雑すぎるので省略。)
 
A43コネクタを点検しているところ。
 
イメージ 2
 
エンジンハーネスにつながっている配線で、「バックランプ」ヒューズに関係するのは意外だがチャージ(オルタネータ)である。
 
オルタネータであれば常時電源も来ており、内部不良によりオルタネータ側から電圧が回り込むことは充分に考えられる。

ここでやっと光が見えてみた。
 
オルタネータのコネクタを抜いて電圧が無くなれば、間違いないだろうと思いコネクタを抜いてみた・・・・



すると、予想に反して電圧は出ていた。
 

オルタでほぼ間違いないだろうと思っていたのに・・・・・


もう訳が分からない。
 
 
このA43コネクタとオルタネータ間は約80cmくらいの長さのワイヤーハーネスで、中には約50本くらいの配線が入っている。


 
この80cm間で、かつ配線同士の被覆が破れてでショートしているのだろうか?
 
とても面倒だが、ワイヤーハーネスのカバーを外し、テーピングもはいでみた。
 
ワイヤ-ハーネスをバラバラにしたところ。
イメージ 4

ショートしてる配線を単独でゆすったり引っ張ったりしたが、それでも電圧は発生。

 
色々と調べたが、どう考えてもA43コネクタとオルタネータ間でのショートとしか考えられない。
 
しかし、どう見てもショートしているとも思えない。
 
どうしたものかと考え、いよいよ最終手段という事で、A43コネクタとオルタネータのコネクタの中間くらいで電圧の発生している配線を切断した。
 
すると、電圧が出なくなった。
 
ということは、切断箇所からオルタネータのコネクタ間のたった40cmの間でショートしているという事になる。
 
しかし、どう見ても線間ショートとは思えない。
 
あと一歩というとこまで来ているのに原因が見つからない。
 
もう1回 つづく

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