チェックエンジンランプが点灯し、P0100「VVT OCV系統」(インテーク側)を表示したLS460。
P0100はVVT OCV系となっているが実際は電動のVVTモーター系のトラブルコードだった。
また、点検をしていると異音が発生し新たにP1360(VVTモータ回転信号Bank1)というコードを表示。
共にバンク1の電動VVTモーター系のトラブルなので、バンク1のカムシャフトコントロールモーターを交換した。
と、ここまでが前回の話。
ダイアグを調べるとコードP0023(VVT 排気OCV No.2系統)を表示。
これは右バンクの油圧VVTのOCV系の断線、ショートを検出したということである。
排気側は従来同様油圧式VVTでありOCVを使っている。
OCVを調べると、理由は分からなかったが依頼者の方でOCVの配線を切りつないでいたのだが、それが離れていただけだった。
配線をハンダで修理を行い完了。
と、なるはずが、まだまだ終わらない。
バンク1(左バンク)の電動VVTモーターの交換と右バンクのOCVの配線の修理でとりあえずよくなったのだが、ただ、ちょっと気になるのは、時々、右バンクの電動VVTモーターからも「ガラッ」という音が出ること。
依頼者には、可能であれば交換するように説明しておいた。
説明後、全ての修理も終わったので依頼者は帰って行った。
しかし、しばらくしたら依頼者が戻ってきて「戻る途中に、また、チャックエンジンランプが点灯した。」とのこと。
ダイアグノーシスを点検するとコードP0012(VVT制御 遅角異常)という新たなコードを表示。
これは、カムシャフトコントロールモーターを交換した電動VVT側のトラブルコードである。
コードを調べると「左バンク吸気側バルブタイミングが遅角位置で変化せず、かつ目標と実際のバルブタイミングに差がある場合。5分以上」となっていた。
交換した側の電動VVTの動きが悪いということになる。
いつになれば終わるのか?
もう1回つづく