前回、エバポレータの入口側の温度によって、A/Cをカットする出口側の温度を変える「可変サーミスタ制御」を紹介したが、以前、このシステムが搭載されている車に関して相談を受けたことがあったのを思いだしたので紹介。
詳細は覚えていないが、スズキ車(アルトだったような・・・)で、冬場に事故修理か何かでエアコンガスを充填する必要があったのだが、マグネットクラッチがONしないという電話相談。
マグネットクラッチへの通電が無かったので、リレーや圧力スイッチ、サーミスタを調べてが問題ないという。
冬場の寒い時期だったが、前述の制御のことが頭にあったのでデフロスタをONして作業を行うか、ドライヤーでエバポレータを温めながら作業を行うように伝えた。
どちらの作業をしたかは覚えていないが、しばらくして電話があり、無事にエアコンガスが入ったとのことだった。
単純に考えると、マニュアルエアコンの場合、室内温度が12.5℃以下だとマグネットクラッチはONしないのではないだろうか。。