マグネットクラッチON/OFFを繰り返す/ラパン③
アイドルアップさせるためのスロット開度を示していると思われるISC制御用スロットル開度信号。 単独で、Dレンジにしたり、A/CスイッチONにするとそれぞれ大きくなり、実際、アイドル回転も上がった。 各負荷によりアイドルアップさせており、これが当然の制御と思われる。 しかし、A/CスイッチON状態でDレンジにすると不思議なことに、この信号が小さくなっていた。(スロットルバルブを閉めている。)...
View Articleブレーキ警告灯点灯/MRワゴン その後
ブレーキ警告灯が点灯しっぱなしという平成19年式MRワゴン(MF22S、K6A)https://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/66479595.html原因はヒューズBOX&J/B(ジャンクションブロック)&BCM部内に漏れていた謎の液体だった。...
View Articleパワー不足/キャリー
エンジンのパワーが無いという平成12年式キャリー(DB52T、F6A)特に、荷物を積んだ時はとてもじゃないが走らないとのこと。 同業者からの依頼で、プラグとIGコイルは交換済み。 燃圧不足が疑われたのだが、燃圧計がないとのことで依頼された。 試乗してみると、燃圧不足という感じもするし点火時期が遅いという感じもする。...
View ArticleコンプレッサーがONしない/ワゴンR
前々回、リプロで良くなったMRワゴンの事例を紹介したが、それとは違うが、プログラムに関する事例を紹介。 3,4年前の事例で、他の者が担当していたので詳細は不明だし、内容も正確ではないかもしれないのでご了承を。他工場からの依頼で、エアコンが効かないというMH系のワゴンRが入庫。 原因は単純にコンプレッサーの不良。 見事にベーンが摩耗!! その数か月後、この車のリコールが発表された。...
View Article入口側エバポレータ温度センサ①
久々の新機構。。といっても、20年近く前からある制御のようだ。(^_^;)マグネットクラッチがONしないという平成13式ワゴンR(MC22S、K6A)数か月前の事例。 一般的にマグネットクラッチをONさせる条件は次の通りである。 1.ブロアスイッチON2.エアコンスイッチON3.一定回転以上のエンジン回転4.規定内のエアコンガス圧5.基準以上のエバポレータ温度...
View Article入口側エバポレータ温度センサ②
マグネットクラッチがONしないというワゴンR。 原因はエバポレータ出口側の温度検出用のサーミスタの特性ズレであったが、この車にはエバポレータ入口側の温度検出用のサーミスタもあった。 なぜ、エバポレータの入口側温度の検出が必要なの? 解説書を見ると、「エバポレータの入口側の空気温度によってエアコンの稼働率を調整し、エアコン作動時の燃費向上を図った。」と書かれていた。...
View Article入口側エボポレータ温度センサー③
前回、エバポレータの入口側の温度によって、A/Cをカットする出口側の温度を変える「可変サーミスタ制御」を紹介したが、以前、このシステムが搭載されている車に関して相談を受けたことがあったのを思いだしたので紹介。 詳細は覚えていないが、スズキ車(アルトだったような・・・)で、冬場に事故修理か何かでエアコンガスを充填する必要があったのだが、マグネットクラッチがONしないという電話相談。...
View Article始動不能/カローラランクス
エンジンがかからない平成14年式カローラランクス(NZE121、1NZ) まずはダイアグコードを点検したが正常コードだった。 次に、基本点検である点火火花、インジェクターの作動音を点検したが共にNGだった。 火花もインジェクタもNGの場合、原因はクランク角センサー系がECU系である。...
View Articleエンジンが振れる/ハイゼット
アイドル時、ミスしてエンジンが振れるという平成17年式ハイゼット(S320S、EF) 同業者からの依頼。 症状を確認すると確かにエンジンが振れている。 といっても、特定のシリンダのミスではないような気がした。 パワーバランステストを行ったが、やはり特定のシリンダのミスではなく、全体的なシリンダのミスのようだった。...
View Articleアイドル回転高い/ムーブ
アイドル回転が高いという平成24年式ムーブ(LA100S、KF)時々、正常になることもあるようだ。 アイドル回転が高い場合、制御でアイドル回転を上げているのか、機械的に上がっているのかを確認する必要がある。 最近の車は、データモニタで目標アイドル回転が見ることが出来るのでこれらの判断が簡単にできる。...
View Article加速不良/アトレー その後
加速不良/アトレー その後 https://blogs.yahoo.co.jp/itakame3/66484925.htmlで紹介したアトレー。 アイドリングは特別悪くは無かったが、加速が鈍くターボが効いていないようだったアトレー。 結局、原因は2番シリンダの圧縮不足(7kg/cm2)だったと推定し、その修理は依頼者の工場で行うようになっていた。...
View Article始動不能/ボンゴ
時々エンジン始動不能になるという平成12年式ボンゴ(SK22T、R2) 5年ほど前から不具合は発生し、あちこちの整備工場やデーラーでも点検してもらったが、原因がわからとのこと。 ただし、不具合が発生するのは、年に数回とのことなので原因がわからないのも無理もない。 今回は幸いにも症状がずっと続いているという。 まずはダイアグを点検するとコードP1649(FIP補正ROM)を表示。...
View Articleアイドル回転不安定/プレオ
アイドル回転がかなり上下動するという平成15年式プレオ(RA1、EN07) 症状を確認すると、アイドリング回転が600~1000回転くらいでゆっくり変動していた。 このような変動をする場合は、空燃比が濃い場合が多い。 それを確認するために、スキャンツールでデータモニタを確認すると、空燃比の補正値が大きくマイナス側になっていた。...
View ArticleABS警告灯点灯/ワゴンR
ABS警告灯が点灯するという平成14年式ワゴンR(MC22S、K6A) 知人からの電話相談。オークションで仕入れた車で、ダイグノーシスはコード16(ストップランプスイッチ入力回路系統)を表示するのだが、ストップランプは正常に点灯するという。 LEDに交換していないかと聞くと、交換しているという。それが原因かもしれないので、元に戻すように説明しておいた。...
View Article奇々怪々トラブル/ストリーム
久々に高難度のトラブル事例。 本当に考えられないトラブルでかなり悩んだが、結果的には予想もしないとこが原因であった。 運よく原因を見つけることが出来たが、多くの工場では迷宮入りとなったであろうと思われる事例である。 車は平成13年式ストリーム(RN3、K20A、5速A/T)が同業者から持ち込まれた。 まず、不具合現象が奇々怪々。...
View Article奇々怪々トラブル/ストリーム ②
摩訶不思議な症状のストリーム。 どこから手を付ければいいのかさっぱりわからない。 これだけの不具合現象の原因が別々あるとは思えない。 よって、原因は1つと思われる。 となると、電源、アース、ECUとなるのだが、ECUは交換しており、電源、アースは点検した限りでは問題ない。 もちろん交換したECUが正常とは限らないが、これだけある不具合現象が全く変わらないところを考えると、ECUが原因とは思えない。...
View Article奇々怪々トラブル/ストリーム③
摩訶不思議な症状のストリーム。 調べていくうちに、いろいろな箇所で電源にノイズが乗っていることに気が付いた。 どうすれば、その発生源を見つけることができるのか? エンジンルーム内で見える範囲のコネクタを抜いたがノイズは消えない。...
View Article2気筒失火/セルシオ
アイドル不調の平成8年式セルシオ(UCF20、1UZ) 失火しているようなのでパワーバランステストを行うと6番と8番シリンダが失火していた。 排気ガスがかなり臭いし白煙も吐いているので排気ガスを測定すると、HCが驚きの40000ppm。 ただの失火ではこんなに出ないはず。 インジェクタがONしっぱなしではないかと思えるほどである。...
View ArticleP0107/ザッツ
エンジン警告灯が点灯するという平成14年式ザッツ(JD1、E07Z) ダイアグノーシスを点検するとコードP0107(吸気管圧力センサ信号低い)を検出。 フリーズフレームデータでの吸気管圧力は0mmHgと断線を表していた。 ザッツでエンジンルーム内にあるセンサーやアクチュエータの断線系のダイアグコードを出す場合は、まずはエンジンルーム内のハーネスを疑う必要がある。...
View Articleエンジン不調/ミニクーパー
エンジン不調の平成19年式ミニクーパー(MF16A、N14B16A)が同業者から持ち込まれた。 エンジン不調は特定のシリンダのミスではなく、全体的なミスのようだった。 プラグを外して状態を確認すると、全部がくすぶっており、オーバーリッチが疑われた。このエンジンは直噴エンジンであり高圧ポンプを備えているようだったので、高圧ポンプからの燃料漏れの点検を行ってみた。...
View Article