アイドル回転がかなり上下動するという平成15年式プレオ(RA1、EN07)
症状を確認すると、アイドリング回転が600~1000回転くらいでゆっくり変動していた。
このような変動をする場合は、空燃比が濃い場合が多い。
それを確認するために、スキャンツールでデータモニタを確認すると、空燃比の補正値が大きくマイナス側になっていた。
O2センサーのコネクタを抜いて補正しない状態で排ガスを測定すると、COが4%、HCが1800ppmとやはり濃い状態だった。
吸気管圧力は-410mmHgとイマイチだが、エンジンの調子を考えると、こんなものかもしれない。
となると、バキュームセンサの特性ズレ、インジェクタからの燃料漏れ、プレッシャーレギュレータのダイアフラムの破れが考えられる。
まずは簡単に出来るプレッシャーレギュレータのバキュームホースを抜いてみた。
するとすぐにガソリンの臭いがした。
マイティバックで負圧をかける必要もなく、ダイアフラムの破れである。
この破れから吸い込んだガソリンはサージタンクに吸われ、空燃比が濃くなっていたようである。
最近は、バキュームホース無しのプレッシャレギュレータが増えてきたが、スバルではこの年式でもまだまだバキュームホースを使った制御をしているようである。
プレッシャレギュレータを交換し完治。