ユーザーさんから「ガソリン臭い」という訴えがあったという平成19年式クロスロード(DBA-RT3)
知り合いからの情報提供だが、調べるとフューエルポンプに亀裂があり、そこからガソリンが漏れていたそうである。
あまり聞いたことの無いトラブルであるが、色々と調べてみると、今年の9月号の技術情報に「長期経年車両におけるフューエルポンプの点検について」という注意喚起が掲載されていたことがわかったそうである。
今回の車両は対象機種に入っていたため掲載記事内容と照らし合わせると、全く同じ症状だったそうである。
記事の内容は、「長期経年車両において、使用地域の環境(酸性土壌等)により樹脂材料の劣化が進行し、フューエルポンプ上部のストレーナに亀裂が発生することがあり、燃料漏れに至るおそれがあります。」ということである。
ただし、注意喚起だけで、サービスキャンペーンや保証延長ではない。
知人が言うには、「記憶は定かではないが、駐車場に浄化槽のマンホールがあったと言っていた気がする。」というのである。
使用地域の環境により、樹脂材料の劣化が進行したものと考えられる。
この話を一緒に聞いたもう一人の知人も、数年前になるが同じような経験をしたそうである。
ホンダ車で年式や車種は覚えていなかったが、漏れていた箇所も全く同じだったそうである。
その車はシャッター付きの車庫の中に入れていたそうであるが、やはり簡易浄化槽の上が車庫だったそうである。
その車は、新車時からメッキ部分が変色するという事で、再三、デーラーに持ち込んでいたという事であったが、浄化槽から出る成分が影響を与えたのかもしれない。
温泉、海水、塩カリが車に悪い影響を与えることは良く知られているが、浄化槽も気をつけなければいけないと感じた。