スピードメーターが動かないKei。
車速センサーの信号線がアースとショートしているのは間違いない。
接続先のユニット内でのショートも考えられるので、1つずつコネクタを抜いていくことにした。
車速信号線とアース間の抵抗をモニターしながら、まずはコンビネーションメーターのコネクタを抜いた。
これで∞Ωになればメーター内でのショートという事になる。
しかし、0Ωのままだった。
そいうことはメーターは関係ないという事になる。
続いて、エンジンECU、ABS・ECUと順番にコネクタを抜いたが同じく0Ωのままだった。
結局、ユニット内での地絡はなく、単純に配線のショートであることがわかった。
どこでショートするかと言えば、やはりナビが怪しいのだが、この車にナビは付いていない。
しかし、最近、中古車で購入しておりナビが外されたことも十分考えられる。
以前にもあった、車速信号線を切ったまま、処理をしなくてショートというパターンである。
オーディオを外して調べると、1本線と2本線のコネクタが見えた。
よく見ると、1本線はカバーはあるがターミナルはむき出しである。
この1本線は、オーディオを取り付けると本体に接触する位置にあった。
オーディオを外した状態で、先ほどの車速センサー端子とアース間の抵抗を点検すると∞Ωだった。
オーディオを取り付けると、0Ωになった。
やはり、オーディオの裏の1本線がショートしていたようである。
しかし、おかしなことに、センサーの信号線は紫色の配線なのだが、オーディオの裏にある1本線は茶色なのである。
配線の色は途中のコネクタで変わることはあるが、どのメーカーも車速信号は紫が多い。
おかしいなと思いながらよく見ると、1本線のワイヤーハーネスの根元を見ると紫色である。
それがターミナル付近では茶色である。
紫外線で配線の色が変色した?
そういえば、メーター側の車速信号線も茶色に見えるが、ハーネスのテーピングをはぐと紫であった。
直射日光が当たらなくても、紫外線であればインパネを透過するのであろう。
そしたらテープも通過しそうであるが・・・・
という、いつもお決まりのパターンに近いのだが、実は、同僚は真っ先にこのオーディオ部分を調べていたのだが、配線の色が茶色だったので、この1本線が車速センサーの信号とは気が付かなかったのである。(^_^;)
このターミナルにテーピングを施した。
配線の色には気をつけろという話です。 (^_^;)
65,000円の費用が掛かるところを診断料の数千円ですんでユーザーさんも喜んだそうである。