SRSエアバッグ警告灯が点灯するという平成13年式アルト(HA23S、K6A)
同業者からの依頼。
色々と調べたがわからないとのこと。
ダイアグノーシスを調べるとB1042(運転席プリテンショナ回路抵抗低い)を表示。
配線の地絡かプリテンの不良の可能性が高い。
運転席プリテンショナのコネクタを抜いて「運転席プリテンショナ回路抵抗高い」というコードを表示すれば配線の短絡はないわけでプリテンの不良となる。
抜いても同じコードであれば配線の地絡ということになる。
そこでプリテンのコネクタを外そうとコネクタを見ると2重ロック部がすこし浮き上がっているように見えた。
指で押し込むと沈み込むが、離すと浮き上がる。
この部分にはショート機構(コネクタを外した時、静電気での誤爆を防ぐためにインフレータ側をショートさせる機構)があるので、きちんと2重ロックがされていないと配線同士がショートする。
指で押し込んだ状態でダイアグノーシスを点検すると正常コードを表示するようになった。
ロック部が壊れているようだった。
(2重ロックを知らずに無理に外そうとしたのか・・・・)
当社では原因究明だけで終了。