エンジン警告灯が点灯するという平成17年式ボンゴ(SKF2T、RF)
ダイアグコードP167B(燃料噴射量学習未実施)を表示。
消去しても同じ。
作業サポートに「燃料噴射量学習」があったので実施したが、良くならない。
修理書を確認すると、手動でも燃料噴射量学習が出来るので実施したが同じだった。
ただし、燃料噴射量学習の実施に関しては、水温(65~95℃)、燃温(30~60℃)、ニュートラル位置、ブロアスイッチOFFなどの数項目の条件があるので、それぞれをデータモニタで確認してみた。
ざっと見た限りでは条件は成立していると思われた。
なぜ、学習が出来ないのかと、何度も見直していて何気なくシフトレバーを動かしてみた。
すると、ニュートラル位置と思われる項目がONのままで変化しないのである。
ニュートラル位置なので、ONのままでも問題ないだろうと思ったが、変化しないこと自体はどうみてもおかしい。
念のため、修理書で詳しく確認することにした。
すると、コードP167Bのフローチャートには次のように、学習するための12項目についての条件が載っていた。
その条件をよく見ると、この「INGEAR」はOFFじゃないといけないようになっていた。
この「INGEAR」とはニュートラルスイッチのことだろうと思っていたので、N・PでONなら正常と思っていたのであるが、実はこれは間違いで、ONという事はギヤが入っていることを表しているようだった。
「INGEAR」(インギヤ)というくらいだから、N・P以外でONというのは当然と言えば当然なのだが・・・
完全な勘違いである。(^_^;)
調べるとミッション部にあるスイッチが不良だった。
部品を注文すると、翌朝には部品が届いた。
なんで、こんなに早いの?(^_^;)
交換すると、燃料噴射量学習を終えることができ、警告灯も消灯した。
完全にこちらのミスである。